講義内容詳細:体育概説(理論)

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 体育概説(理論)
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Physical Education (Theory)
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 小木曽 一之/田村 達也
英文氏名/Instructor (English) OGISO Kazuyuki/TAMURA Tatsuya

講義概要/Course description
スポーツをはじめとした身体運動は、生活を楽しく豊かにするだけではなく、それがなければ生活に必要な体力、運動能力そして心身の健康を維持あるいは増進することができない、我々にとって必要不可欠な要素である。しかし、その一方、生物である我々の身体メカニズムを無視した運動は、我々の健康を阻害し、けがなどを誘発する危険性も併せ持つ。そのため、本授業では、体育科の課題を明確にしたうえで、体育授業を行っていく上で知っておかなければならない身体のメカニズムについて解説していく。したがって、体育授業をどのように実践していくのかについての方法論などは、本授業を基礎にして初等教科教育法(体育科)の中で学修していただきたい。
達成目標/Course objectives
本授業における目標は以下のとおりである。
1)我々にとって身体運動が必要不可欠である理由を理解し、体育科の意義と目的を明確に示すことができる。
2)身体運動の基本的なメカニズムを理解し、それに基づく体育授業を考えることができる。
3)体力や運動能力、健康の保持増進のため、効果的な運動の仕方について理解する。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 体育とは(過去の体育授業の振り返りと全体構造の把握)【1回目はオンライン授業(オンデマンド型)で実施】
2
授業計画/Class 体育科の課題について
3
授業計画/Class 生涯にわたり生き生きと暮らしていく上で重要となる運動財の獲得
4
授業計画/Class 運動感覚を身につける鍵となる児童期
5
授業計画/Class 身体活動・栄養摂取からみた遺伝的影響と後天的影響
6
授業計画/Class 動きを修正し、向上させるには
7
授業計画/Class 生活の質(Quality of life: QOL)の高い生活を維持するために
8
授業計画/Class 身体運動を行う意義とは?身体運動は苦しくなければ効果はないのか?
9
授業計画/Class 体育授業を行う上で必要な基礎知識:身体運動を発現させるエネルギー
10
授業計画/Class 体育授業を行う上で必要な基礎知識:身体の中心・身体重心は移動する
11
授業計画/Class 体育授業を行う上で必要な基礎知識:移動運動のメカニズム
12
授業計画/Class 体育授業を行う上で必要な基礎知識:投運動・運動の連鎖
13
授業計画/Class 体育授業を行う上で必要な基礎知識:球技(第12回目は田村先生が担当)
14
授業計画/Class 身体のメカニズムに基づいた体育授業のつくり方
15
授業計画/Class まとめ
 
事前学習/Preparation 授業の内容に関するキーワードについて調べ、理解するとともに、わからない点や疑問となる点をまとめておく。
事後学習/Reviewing 授業の内容をまとめ、実際に授業を行う時、どのように生かしていくかについて考える。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes体育授業を適切に行うための方法を、身体の構造や機能、心身の発達などの基礎的な面を理解しながら学習していきます。授業での内容を実際に確認するため、数回、実技を行うこともあります。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 100% 学期末レポート(50%)、毎回の授業で提出する小レポート(50%)
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 特になし。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
 
1 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年3月告示)
メッセージ/Message
体育授業を適切に行うために学んだ身体の構造や機能、心身の発達などの基礎的な理論を実際に自分で運動しながら確認するため、記念館で授業(実技)を行うことがあります。その場合は、運動のできる服装と体育館シューズを必ず用意してください。