講義内容詳細：心理学応用演習

年度/Academic Year	2022
授業科目名/Course Title (Japanese)	心理学応用演習
英文科目名/Course Title (English)	Advanced Seminar in Psychology
学期/Semester	前期	単位/Credits	2
教員名/Instructor (Japanese)	佐々木美恵
英文氏名/Instructor (English)	SASAKI Mie

講義概要/Course description

臨床心理学の領域で，履修生それぞれの興味・関心に基づいて，理論的検討および文献研究を進める。授業内容は次の構成による。第一に，各自が探求するテーマの明確化を図る。そのテーマ，あるいはリサーチ・クエスチョン（研究の問い）が心理学のなかでどのような概念として扱われ，検討されているのかを整理する。第二に，関心のあるテーマに基づいて近年の研究動向を整理する。その際，実証的検討を行っている研究論文を収集し，整理したうえで発表する。最終的に，各自の研究テーマに基づいた文献研究をレポートとして報告する。

達成目標/Course objectives

・研究テーマ，リサーチ・クエスチョン（研究の問い）を明確にする。
・関心のあるテーマの理論的検討によって学術的位置づけや研究動向を理解する。
・実証的研究論文の検索の仕方および読み方を理解する。
・関心のあるテーマに基づいて，収集した資料および研究論文を整理し，文献研究レポートとしてまとめる。

履修条件（事前に履修しておくことが望ましい科目など）/Prerequisite

前提とする科目はとくにないが，臨床心理学の領域で自らの考えを深めることに強い関心をもっていることが望ましい。

授業計画/Lecture plan

授業計画/Class	【オンライン授業（オンデマンド型）での実施】ガイダンス

授業計画/Class	研究テーマの策定と理論的枠組みの整理①

授業計画/Class	研究テーマの策定と理論的枠組みの整理②

授業計画/Class	研究テーマの策定と理論的枠組みの整理③

授業計画/Class	研究テーマの策定と理論的枠組みの整理④

授業計画/Class	研究テーマの策定と理論的枠組みの整理⑤

授業計画/Class	研究動向の報告および研究論文のプレゼンテーション①

授業計画/Class	研究動向の報告および研究論文のプレゼンテーション②

授業計画/Class	研究動向の報告および研究論文のプレゼンテーション③

授業計画/Class	研究動向の報告および研究論文のプレゼンテーション④

授業計画/Class	研究動向の報告および研究論文のプレゼンテーション⑤

授業計画/Class	研究動向の報告および研究論文のプレゼンテーション⑥

授業計画/Class	研究動向の報告および研究論文のプレゼンテーション⑦

授業計画/Class	文献研究発表プレゼンテーション①

授業計画/Class	文献研究発表プレゼンテーション②

事前学習/Preparation	資料収集・整理，発表準備
事後学習/Reviewing	検討内容の振り返り

授業方法/Method of instruction

区分/Type of Class	対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method	通常型 / regular 補足事項/Supplementary notes担当教員のガイダンスのもとで順次内容を進めるが，基本的には履修生個々の担当発表と全体でのディスカッションによって授業を構成する。教科書はとくに使用しない。必要な資料があれば適宜案内する。
活用される授業方法/Teaching methods used	プレゼンテーション presentation PBL（課題解決型学習） project-based learning 反転授業（知識習得の要素を教室外に済ませ、知識確認等の要素を教室で行う授業形態） reverse teaching(a class style where students educate themselves out of class beforehand, and use the class period to confirm the knowledge one has gained.) ディスカッション、ディベート discussion / debate グループワーク group work 実習、フィールドワーク field work 上記に該当しない none of the above

成績評価方法/Evaluation

1	平常点 In-class Points	50%	発表への取り組みと全体ディスカッションでの貢献度
2	レポート Report	50%	文献研究レポートの完成度

課題（試験やレポート等）に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)

最終提出の文献研究レポートについては，コメントをつけたうえでお戻しします。

メッセージ/Message

心理学に関心をもった理由やこれまでの授業でとくに印象に残っていることなど，みなさんのなかに思い入れのあるテーマがあるのではないでしょうか。まだとくにないという人も含めて，この授業を通して心理学にさらに深くかかわり，みなさんのなかに生きた知として根づく機会になればと思っています。

その他/Others

私はこれまで心理職として，医療領域での精神科臨床や中学校のスクールカウンセラーなどを経験し，現在は幼稚園のスクールカウンセラーや私設心理相談オフィスでの個人心理療法を行っています。臨床実践のなかで体験したこと，感じていることを含めて，みなさんに伝えていければと思っています。

キーワード/Keywords

臨床心理学理論的検討文献研究実務経験