講義概要/Course description
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投影法パーソナリティ検査であるロールシャッハ・テストの理論および実施法,分析法,解釈法を学ぶ。まず受講生自身が被検査者として演習版テスティー体験をもつ。最終的には,自らのテスティー体験データについて,心理検査報告書を作成する。それらすべてのプロセスを通して,ロールシャッハ・テストとバウム・テストのテスト・バッテリーによる心理査定を実践的に学ぶ。
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達成目標/Course objectives
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・ロールシャッハ・テストの実施法,分析法,解釈法を理解する。 ・バウム・テストとのテスト・バッテリーによるパーソナリティ検査の一連の流れを理解する。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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実践的な授業となるため,授業内容に強い関心をもっていること。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
【オンライン授業(オンデマンド型)での実施】オリエンテーション/ロールシャッハ・テストとは/投影法による心理査定の意義と限界/テスティー体験
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5
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授業計画/Class |
反応内容の分類/形態水準の評価
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6
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7
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授業計画/Class |
分類結果の整理②/心理検査報告書作成ガイダンス |
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9
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授業計画/Class |
解釈の前提/反応数・反応時間の意味づけ |
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授業計画/Class |
反応内容の意味づけ/形態水準の意味づけ
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授業計画/Class |
事例/まとめ/心理検査報告書提出
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事前学習/Preparation |
関連文献の講読 |
事後学習/Reviewing |
授業内容の振り返り,課題学習 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes配布教材に基づいて学習する。学習の仕上げとして,最終的には各自のテスティー体験に基づく心理検査報告書を提出する。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
平常点 In-class Points
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50%
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意欲,自主性
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2 |
レポート Report
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50%
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心理検査報告書の形式と内容の完成度
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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最終提出の心理検査報告書レポ―トについては,コメントをつけたうえでお戻しいたします。
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教科書/Textbooks
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price | |
1 |
片口安史監修
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ロールシャッハ・テストの学習―片口法スコアリング入門
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金子書房
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1993
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4760840087
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4,950円
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2 |
片口安史
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新・心理診断法
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金子書房
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1987.6
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4760825487
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10,450円
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メッセージ/Message
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実践的な授業です。内容は決して簡単ではありませんが,なるべくかみくだいてお伝えしたいと思っています。授業を通して,ロールシャッハ・テストの奥深さと面白さを学んでいただけたらうれしく思います。
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その他/Others
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私は心理職として精神科臨床の経験があり,ロールシャッハ・テストを用いた心理的アセスメントを通して,さまざまな方にかかわらせていただいていました。臨床場面で出会った方の印象的な反応様式など,私の臨床体験をお伝えしながら授業を展開できればと思っています。
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キーワード/Keywords
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ロールシャッハ・テスト
投影法
パーソナリティ検査
公認心理師
実務経験
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