講義内容詳細:人格心理学

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 人格心理学
英文科目名/Course Title (English) Personality Psychology
学期/Semester 通年 単位/Credits 4
教員名/Instructor (Japanese) 山上 真貴子
英文氏名/Instructor (English) YAMAGAMI Makiko

講義概要/Course description
「あの人はああいう性格だから」「自分の性格にあった仕事は何だろう」ー私たちは日常生活の中で、しばしば自分や他者の性格について考えずにはいられません。しかし、その性格というのは、変わらないものなのでしょうか。この授業では、性格や感情に関する古典的な理論を紹介するとともに、その生物学的基礎や発達をはじめとし、さまざまな心理学の立場から性格について考えていきます。また、性格に関するこうした理解が、臨床心理学の実践とどう結びついているのかについても解説します。さらに後半では、パーソナリティに関する統合理論を紹介し、自己制御を通じて自分のパーソナリティに関する理解を深めていきます。
達成目標/Course objectives
さまざまな心理学の立場から、幅広く性格について理解することができる。
自分の性格に関する理解を深めるために、授業で得た知識を活用することができる。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class パーソナリティとは(1)ー類型論、特性論、因子論【オンライン(オンデマンド型)】
2
授業計画/Class パーソナリティとは(2)ー状況に応じたパーソナリティ
3
授業計画/Class パーソナリティとは(3)ーパーソナリティと病理
4
授業計画/Class 感情(1)ー感情の生物学的基礎
5
授業計画/Class 感情(2)ー感情の理論
6
授業計画/Class 感情(3)ー感情をどう制御するか
7
授業計画/Class パーソナリティの生物学的基礎(1)
8
授業計画/Class パーソナリティの生物学的基礎(2)
9
授業計画/Class パーソナリティの発達
10
授業計画/Class 学習心理学から見たパーソナリティ(1)
11
授業計画/Class 学習心理学から見たパーソナリティ(2)
12
授業計画/Class 人間性心理学から見たパーソナリティ
13
授業計画/Class 社会的認知の視点から見たパーソナリティ
14
授業計画/Class 性格を測る
15
授業計画/Class まとめー日常の中でパーソナリティとどうつきあうか
16
授業計画/Class パーソナリティの統合モデル(1)【対面で実施】
17
授業計画/Class パーソナリティの統合モデル(2)
18
授業計画/Class 自己制御とパーソナリティ(1)
19
授業計画/Class 自己制御とパーソナリティ(2)
20
授業計画/Class パーソナリティを観察する
21
授業計画/Class 内面からの自己理解
22
授業計画/Class 動機づけと自己効力感
23
授業計画/Class 人は自分の行動をどれだけ予測できるか?
24
授業計画/Class 学習理論からの示唆
25
授業計画/Class ストレスとパーソナリティ
26
授業計画/Class 報酬の遅延とパーソナリティ
27
授業計画/Class 他者との関わりの中で自分の目標を追求する
28
授業計画/Class 自分のパーソナリティをふまえた冬休みの計画を作る
29
授業計画/Class 思考のリバウンド効果について
30
授業計画/Class まとめ
 
事前学習/Preparation Course Powerにアップしたプリントをよく読み、大まかな内容を頭に入れておきましょう。
事後学習/Reviewing 前期:各回に出題されるまとめの問題を中心に、授業を復習しましょう。
後期:自分で設定した目標について、毎週設定される課題に取り組みましょう。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業(通常型)で実施します。第1回はCourse Power経由でのオンデマンド授業となります。初回オリエンテーションも行いますので、必ず視聴して下さい。また、Course Power経由で重要なお知らせ、急ぎのお知らせなどが届く可能性がありますので、Course Powerは頻繁に確認するようにしてください。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 70% 自分で選んだ目標の追求を通じて自分のパーソナリティを考察してもらう。
2 平常点 In-class Points 30% リアクションペーパーの提出および課題の提出など。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
毎回のリアクションペーパーについて: 各授業について、多く寄せられた質問や、授業進行に深く関連する質問については、次回または次々回の授業冒頭にてフィードバックを行います。
毎回のまとめ問題について: Course Powerでの解答時に、即時フィードバックを行います。
期末レポートについて: 提出後、Course Power上に全体講評をアップします。
後期各回の提出物について: 原則として、次の授業でフィードバックを行います。
教科書/Textbooks
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1 初回はCourse Powerに教材をアップするので、それを視聴してください。2回目以降は、原則として配布プリントを使って授業を行います(プリントは事前にCourse Powerにアップしますので、それを各自で印刷してくることもできます)。ただし、変更がある場合にはCourse Power上で連絡があるので、Course Powerは頻繁に確認するようにしてください。
参考書/Reference books
 著者名
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タイトル
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出版社
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出版年
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ISBN価格
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1 ウォルター ミシェル (著), オズレム アイダック (著), ショウダ ユウイチ (著) パーソナリティ心理学―全体としての人間の理解 培風館 2010 4563052000 8360 図書館に2冊配架。
2 大平英樹(編) 感情心理学・入門 有斐閣アルマ 2010 4641123888 2090
3 ケリー・マクゴニガル スタンフォードの自分を変える教室 だいわ文庫 2015 4479305580 814