講義内容詳細:公認心理師の職責/臨床心理実務倫理論

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 公認心理師の職責/臨床心理実務倫理論
英文科目名/Course Title (English) Responsibilities of Licensed Psychologists/Ethical Issues in Clinical Practice
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 上田 琢哉
英文氏名/Instructor (English) UEDA Takuya

講義概要/Course description
心理療法という営みは、きわめて個人的で、かつ複雑な問題を扱うものゆえに、心理に関する専門知識だけなく、倫理的な配慮・各種関連法規の理解・多職種連携・生涯学習への構えなどが求められる。それらを職責という考えの基に講義する。具体的には、心理援助専門職(特に公認心理師)が遵守すべき法律や倫理規定を確認することから始め、次いで倫理的問題があらわれた短い事例を題材にその場での心理援助専門職のふるまいを検討する。特に本授業では、倫理的問題の理解が表面的にならないように、それらがいかに心理療法の本質と関連しているかを確認しつつ進めていく。また、心理援助職の実際を理解するために、代表的な分野における心理援助職の具体的な業務を紹介する。
達成目標/Course objectives
心理療法という営みにかかわる専門職(特に公認心理師)にとって必要な職業倫理・法的義務・多職種連携・生涯学習への構えなどについて理解し、心理的援助にかかる基本的態度を養うことを目標とする。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
本科目は公認心理師受験資格の必須科目であるため、公認心理師資格取得を目指す者は必ず履修すること。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(この授業の目的と位置づけについて)
【オンライン授業(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 公認心理師という資格を調べてみる。
事後学習/Reviewing オリエンテーションで触れられたことについて、考えてみる。
2
授業計画/Class 公認心理師の役割(そもそも心理療法とはどのような営みか)
事前学習/Preparation 公認心理師の役割にはどのようなものがあるか、考えてみる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、心理援助専門職について考えを深める。
3
授業計画/Class 心理療法における倫理
事前学習/Preparation 倫理とは何かについて考えてみる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容をまとめる。
4
授業計画/Class 新型出生前診断から倫理を考える
事前学習/Preparation 当該テーマについて、自分なりに調べてみる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容をまとめる。
5
授業計画/Class 心理に関する支援を要する者等の安全の確保(人権と尊厳への敬意・自己決定権など)
事前学習/Preparation 当該テーマについて、自分なりに調べてみる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容をまとめる。
6
授業計画/Class 情報の適切な取り扱い
事前学習/Preparation 当該テーマについて、自分なりに調べてみる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容を整理する。
7
授業計画/Class 多重関係
事前学習/Preparation 当該テーマについて、自分なりに調べてみる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容を整理する。
8
授業計画/Class 公認心理師の法的義務(秘密保持・関係者との連携・資質向上の責務など)
事前学習/Preparation 当該テーマについて、自分なりに調べてみる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容を整理する。
9
授業計画/Class 保健医療分野の具体的業務と関連法規
事前学習/Preparation 質問したいことなどを考えておく。
事後学習/Reviewing 当該心理臨床分野の実践について各自でも調べ、理解を深める。
10
授業計画/Class 福祉分野の具体的業務と関連法規(ゲスト講師を予定)
事前学習/Preparation ゲスト講師に質問したいことなどを考えておく。
事後学習/Reviewing 当該心理臨床分野の実践について各自でも調べ、理解を深める。
11
授業計画/Class 教育分野の具体的業務と関連法規
事前学習/Preparation 質問したいことなどを考えておく。
事後学習/Reviewing 当該心理臨床分野の実践について各自でも調べ、理解を深める。
12
授業計画/Class 司法・犯罪分野の具体的業務と関連法規(ゲスト講師を予定)
事前学習/Preparation ゲスト講師に質問したいことなどを考えておく。
事後学習/Reviewing 当該心理臨床分野の実践について各自でも調べ、理解を深める。
13
授業計画/Class 産業・労働分野の具体的業務と関連法規
事前学習/Preparation 質問したいことなどを考えておく。
事後学習/Reviewing 当該心理臨床分野の実践について各自でも調べ、理解を深める。
14
授業計画/Class 多職種連携及び地域連携
事前学習/Preparation 心理援助専門職と関連の深い職種にはどのようなものがあるか、調べておく。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容を整理する。
15
授業計画/Class 全体のまとめ(心理援助職としての生涯学習と自己研鑽)
事前学習/Preparation 授業を振り返り、心理援助専門職に必要な素養とは何か、考えてみる。
事後学習/Reviewing 心理援助にかかわる仕事を目指すにあたって、自分に今後どのような学びが必要か、あらためて考えてみる。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は原則として対面授業で実施する予定です。授業の予定については、CoursePowerを毎回確認してください。また、CoursePowerを利用して毎回小レポートを提出してもらいます。

なお、授業スケジュールや授業方法は変更の可能性があります。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 40% 各回授業における小レポートを含む
2 レポート Report 60%
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 教科書は使用する予定ですが、事情により初回授業において詳細をお伝えします。
メッセージ/Message
質問があれば、初回にお伝えするメールアドレスやCoursePowerを通じて、積極的におたずねください。
その他/Others
ゲスト講師の予定等により内容が多少変更となることもあります。
キーワード/Keywords
公認心理師     倫理     職責