講義内容詳細:心理学特別講義E/応用社会心理学特講Ⅵ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 心理学特別講義E/応用社会心理学特講Ⅵ
英文科目名/Course Title (English) Current Topics in Psychology E/Lecture on Applied Social Psychology Ⅵ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 西村 洋一
英文氏名/Instructor (English) NISHIMURA Youichi

講義概要/Course description
テーマ:メディア・コミュニケーション
 メディアは利用者自身,他者との関係及び社会に対し大きな影響を与えています。近年特に成長の著しいメディアとして,インターネット,携帯電話などが挙げられますが,その影響については現在活発に議論がなされているところです。議論を進めていくためには,それらが持つ機能,与える影響について実証的な証拠に基づき理解することが求められます。また同時に,メディア利用により社会で起こる様々な事象についても視野に入れて考えていくことが重要です。そこで本講義ではインターネットを中心に,その利用が心理的,社会的にどのような影響をもたらすかについて多様な観点から考えてもらいたいと思います。
達成目標/Course objectives
以下の点を目標とします。
1.コミュニケーションについての心理学的な理解できる。
2.メディアが利用者自身や対人関係,そして社会にどのような影響をあたえるのかを理解できる。
3.インターネットに関連する様々な事象を心理学を含めた多様な観点から考えることができる。
4.インターネットについて心理学的な理解を深められるためのアイデアや視点を養い,活用できる。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特にありませんが,社会心理学に関連する科目を履修しておくと理解がスムーズに行えると思います。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 【オンライン授業(オンデマンド型)で授業を実施】オリエンテーションとコミュニケーション概論
2
授業計画/Class 言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション
3
授業計画/Class インターネットという「メディア」の特徴を考える。
4
授業計画/Class インターネットという「メディア」に対する理論の系譜
5
授業計画/Class インターネットというメディアの歴史と現状
6
授業計画/Class ソーシャルメディアについて考える
7
授業計画/Class インターネットの影響① 個人・対人関係
8
授業計画/Class ソーシャルメディアの利用とその影響
9
授業計画/Class インターネットの影響② 社会
10
授業計画/Class インターネットの社会への影響を文献から考える
11
授業計画/Class ソーシャルメディアでの自己表現
12
授業計画/Class インターネット研究の方向性
13
授業計画/Class マスメディアについて
14
授業計画/Class 発表会とまとめ①
15
授業計画/Class 発表会とまとめ②
 
事前学習/Preparation 配布資料を読み,各回のテーマに関連した事項を事前に調べる。
事後学習/Reviewing 各回の課題を行った上で,授業内容について振り返り,まとめを行う。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業を基本として進めます(第1回のみオンデマンド型授業)。可能な限りグループでの作業,個別の発表などを取り入れながら進めます。

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 40% 講義および先行研究等の内容を踏まえられているか,ならびに論理性,緻密さ等を勘案して評価を行います。
2 平常点 In-class Points 40% 毎回の講義におけるリアクションペーパーの内容,授業内発表,授業への参加度から総合的に評価します。
3 その他 Others 20% 講義中に課された提出物の内容を評価します。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
授業時に全体での共有やフィードバックを行います。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 特に指定しません。適宜資料の配布を行います。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 坂元章編著 メディアとパーソナリティ ナカニシヤ出版 2011.3 9784779504013 2000円+税 蔵書情報 / Library information
2 三浦麻子・森尾博昭・川浦康至編著 インターネット心理学のフロンティア 誠信書房 2009.2 9784414301694 2800円+税 蔵書情報 / Library information
3 池田謙一編著 ; 小林哲郎, 志村誠, 呉國怡著 インターネット・コミュニティと日常世界 誠信書房 2005.10 4414301645 2800円 蔵書情報 / Library information
4 池田謙一著 コミュニケーション 東京大学出版会 2000.9 4130341359 2800円 蔵書情報 / Library information
5 ダナ・ボイド著 ; 野中モモ訳 つながりっぱなしの日常を生きる 草思社 2014.10 9784794220875 1800円+税 蔵書情報 / Library information
6 土方嘉徳著 ソーシャルメディア論 サイエンス社 2020.10 9784781914862 1900円+税 蔵書情報 / Library information
メッセージ/Message
心理学の視点を軸にしますが(担当者の専門は心理学),社会学,教育学,政治学,経済学,メディア学,情報学など様々な領域の知識をフル稼働させながら参加してもらえればと思います。
また,受講生の興味・関心などに応じて講義内容や形式を変更することがあります。変更のある場合は,適宜お知らせします。
その他/Others
講義回数全体の3分の1より多く欠席した場合は,単位修得の資格が喪失となります。
キーワード/Keywords
コミュニケーション     インターネット     ソーシャルメディア