講義内容詳細:社会調査法Ⅰ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 社会調査法Ⅰ
英文科目名/Course Title (English) Methods for Social Research Ⅰ/Method of Social Survey 1
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 芝井 清久
英文氏名/Instructor (English) SHIBAI Kiyohisa

講義概要/Course description
現代社会では国家、企業、国際組織などさまざまな活動主体が統計データを重要な情報と認識しており、その活用方法は世論調査や経済問題、貧困問題など多岐に渡ります。本講義では統計分析をおこなうための基礎知識を、統計専門ソフトSPSSの使い方を中心に学びます。SPSSを初めて使用するという前提で講義をおこなうので、基本的な使い方からゆっくりと慣れていってもらいます。コンピュータに自信がない人でも履修に支障はありません。
達成目標/Course objectives
計量分析の結果を理解できるようになること。
SPSSの構造を理解し、統計データの分析に利用する能力を身に着けること。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
本講義は統計専門ソフトSPSSを使用するのでPC室で行う必要があります。しかしながら、もし講義実施期間中にキャンパス入校が制限された場合はSPSSを使用できなくなるため、代わりにExcelを使用したオンデマンド型の講義に変更します。そのため、緊急時に備えて「自宅でExcelを使用できること」を履修条件とします。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 社会科学で使われる統計データ分析【オンライン(オンデマンド型)】
2
授業計画/Class 統計デ―タの管理ー図表を理解する
3
授業計画/Class 統計専門ソフトSPSSの機能を理解する
4
授業計画/Class 基本統計量と図表の活用―平均値と分散・標準偏差
5
授業計画/Class 2変数の関係を測る1―散布図と共分散
6
授業計画/Class 2変数の関係を測る2―相関係数
7
授業計画/Class 2変数の関係を測る3-クロス表
8
授業計画/Class 検定の考え方―帰無仮説と対立仮説
9
授業計画/Class 統計学における判断基準―確率分布
10
授業計画/Class 因果関係の分析-単回帰分析
11
授業計画/Class 複数の原因を仮定する―重回帰分析
12
授業計画/Class 当てはまりの良さとは何か―残差と決定係数を理解する
13
授業計画/Class 質的変数を用いた分析―ダミ―変数
14
授業計画/Class 順序尺度を用いた分析
15
授業計画/Class 総復習、期末レポ―トについて
 
事前学習/Preparation 配布資料を確認し、用いられるデータ分析の手法を確認する。
事後学習/Reviewing 配布されたデータを用いて演習、練習をおこなう。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)で実施します。
通常はPC教室で対面授業をおこないます。緊急事態宣言などが発令された場合はオンデマンド型講義に移行します。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 主として期末レポート。理解度の確認のために講義ごとに小レポートを課す。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
 
1 松原望 わかりやすい統計学 丸善 2009.1 蔵書情報 / Library information
2 松原望・森本栄一 わかりやすい統計学-データサイエンス基礎 丸善 2021.11
3 盛山和夫 社会調査法入門 有斐閣 2004.9 蔵書情報 / Library information
4 芝井 清久 定量的研究方法への道案内(吉川直人・野口和彦編『国際関係概論(第2版)』所収) 勁草書房 2015.11