講義内容詳細:先端エレクトロニクス[オンライン][月曜日開講・時限不定]

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 先端エレクトロニクス[オンライン][月曜日開講・時限不定]
英文科目名/Course Title (English) Advanced Electronics[Online]
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 松本 洋和/石河 泰明/須賀 良介
英文氏名/Instructor (English) MATSUMOTO Hirokazu/ISHIKAWA Yasuaki/SUGA Ryousuke

講義概要/Course description
【エネルギー変換】
エレクトロニクスにおいて、エネルギー変換とは電気の質(大きさ、周波数、直流/交流)を変換したり、電気でモータを動作させ、また逆に発電機で電気を生み出すことです。電気の質を変換する回路はパワーエレクトロニクス回路と呼ばれ皆さんの身の回りの電化製品のほぼ全てに使用されています。また普及が進みつつある電気自動車はパワーエレクトロニクス回路でモータに電力を供給することで動作できます。本講義ではパワーエレクトロニクスの基礎を身に付けた後、ソーラーカーや電気自動車、リニアモータカーやワイヤレス送電等のエネルギー変換に関わる応用例について学びます。
【エネルギーと電子デバイス】
身の回りには様々な電子デバイスがあり、我々の日々の生活はこれら電子デバイス無しでは成り立たなくなっています。一方、これら電子デバイスを利用するには、常に電気エネルギーが必要であり、そのため電気エネルギーの消費量も著しく増大していっています。無駄なエネルギー消費を抑えることが益々重要になると共に、我々の身の回りにあり、かつ利用されていないエネルギー(熱・光など)の再活用が進められれば、更なるエネルギーの有効利用に繋がります。本講義では、次世代の創エネ・省エネ社会に向けた、電子材料・デバイスの基礎知識および最先端の研究開発例を学び、今後の展開について考えます。
【ワイヤレスシステム】
スマートフォンに代表されるワイヤレスシステムは、既に私達の日常生活には必要不可欠なものになっており、現在ではレーダや無線電力伝送など用途は多岐にわたっています。今後も身の回りにあるデバイスのワイヤレス化は拡大していくと考えられています。本講義では、これらのシステムやそれを構成するデバイスがどのようにうごいているのか、また電波の電力応用と安全利用について学びます。
達成目標/Course objectives
エレクトロニクスを専門的に学ぼうと希望する方のみならず、先端的なエレクトロニクス研究の動向に興味がある方を対象にしています。この講義の受講を通じて、先端的なエレクトロニクスの最前線の知見を広めてもらうことを到達目標としています。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 【エネルギー変換】松本洋和 担当
電気回路の基礎
2
授業計画/Class パワーエレクトロニクスの基礎
3
授業計画/Class ソーラーカーと電気自動車
4
授業計画/Class リニアモータの原理
5
授業計画/Class ワイヤレス送電
6
授業計画/Class 【エネルギーと電子デバイス】石河泰明 担当
電子材料とデバイス
7
授業計画/Class 光電効果を利用した創エネ電子デバイス
8
授業計画/Class 熱電効果、圧電効果を利用した創エネ電子デバイス
9
授業計画/Class 省エネ電子デバイス
10
授業計画/Class 創エネ・省エネに向けた今後の電子材料・デバイス開発
11
授業計画/Class 【ワイヤレス・システム】須賀良介 担当
電磁波の分類と身の回りのワイヤレスシステム
12
授業計画/Class 移動通信システム
13
授業計画/Class アンテナ
14
授業計画/Class 電波の電力応用
15
授業計画/Class 電波の安全な利用,電波防護
 
事前学習/Preparation 授業計画で記載されたキーワードを基に学習を進める
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し理解を深める
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class オンライン授業 / Online
実施形態/Class Method オンデマンド型 / on-demand
補足事項/Supplementary notes講義資料はコースパワーに掲載する。掲載期間は次のとおりとする。
第1回~第2回
 授業日の11:00から後期履修登録最終日20:00まで
第3回~第15回
 授業日の11:00から20:00まで
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
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