|
講義概要/Course description
|
この講義は，現代日本の著名な政治家に光をあてながら，その活躍した時代の文脈とリーダーシップのあり方について論じていきます。
具体的には，吉田茂から安倍晋三まで，国家の最高意思決定を担った政治家たちの生々しい葛藤や決断を論じていきます。その軌跡から，それぞれの時代でどのような時代背景でどのような普遍課題に直面してきたのか，それが現在のリーダーシップを理解するうえでどのような意義があるのかを考えていきます。
講義は，時系列にした6つの時代（6つのテーマ）に区切って各2～3回をセットにすることを基本とし，単発で時事的な特集講義も実施します。
|
|
達成目標/Course objectives
|
・政治家が紡ぎだす歴史プロセスを客観的に説明することができる
・歴史プロセスの全体像を俯瞰的な視点から分析することができる
・分析の中からバランス感覚をともなった思考力を養うことができる
|
|
履修条件（事前に履修しておくことが望ましい科目など）/Prerequisite
|
|
必須ではありませんが，本講義と近い時代を社会的な面から論じる前期「日本社会史A（村井哲也）」も履修していれば講義の理解がスムーズです。
|
|
授業計画/Lecture plan
|
|
1
|
| 授業計画/Class |
ガイダンスとイントロダクション
オンライン授業（オンデマンド型）での実施 |
|
|
2
|
| 授業計画/Class |
昭和天皇とマッカーサー（１） ―戦争への悔恨―
|
|
|
3
|
| 授業計画/Class |
昭和天皇とマッカーサー（２） ―老兵は死なず―
|
|
|
4
|
| 授業計画/Class |
吉田茂（１） ―占領の負けっぷり―
|
|
|
5
|
| 授業計画/Class |
吉田茂（２） ―ワンマンの確立―
|
|
|
6
|
| 授業計画/Class |
吉田茂（3） ―吉田路線の行方― |
|
|
7
|
| 授業計画/Class |
岸信介（１） ―60年安保の転換点―
|
|
|
8
|
| 授業計画/Class |
岸信介（２） ―声なき声はあったのか―
|
|
|
9
|
| 授業計画/Class |
佐藤栄作(1) ―沖縄返還の代償―
|
|
|
10
|
| 授業計画/Class |
佐藤栄作(2) ―連続最長政権の矜持―
|
|
|
11
|
| 授業計画/Class |
田中角栄（１） ―列島改造のルサンチマン―
|
|
|
12
|
| 授業計画/Class |
田中角栄（２） ―闇将軍の執念―
|
|
|
13
|
| 授業計画/Class |
小沢一郎と安倍晋三（１） ―1990年代の改革時代―
|
|
|
14
|
| 授業計画/Class |
小沢一郎と安倍晋三（２） ―リーダーシップを求めて―
|
|
|
15
|
|
| |
| 事前学習/Preparation |
事前に配布するPDFレジュメを熟読しておくこと。 |
| 事後学習/Reviewing |
PDFレジュメに即した講義メモを整理すること。 |
|
|
|
授業方法/Method of instruction
|
| 区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
|
| 実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面講義による通常型を基本とします。
ただし，第1回のガイダンスはオンデマンド型にて実施します。オンデマンド型は，PDFレジュメとこれに基づく音声動画（YouTube視聴）をコースパワーにアップします。また，講義の進行状況やコロナ感染などの社会状況に応じてリアルタイム型で実施することがあります。その場合は，なるべく早く学生に告知します。
紙媒体でのレジュメは配布せず、代わりに講義前にPDFレジュメをコースパワーにアップします。同時に無料の匿名アプリを用いてディスカッションもランダムに実施するので，その閲覧やネット接続のため教室でノートPC，タブレット，スマホを使用しても構いません（ただし、常識の範囲で）。
|
| 活用される授業方法/Teaching methods used |
|
|
|
成績評価方法/Evaluation
|
| 1 |
試験 Exam
|
50%
|
学期の終盤にリポート課題の提出による試験を実施します。
|
| 2 |
その他 Others
|
50%
|
講義中に提示されるコメントペーパー課題の提出をランダムに行います。
|
|
|
課題（試験やレポート等）に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
|
コメントペーパー課題は，次週の講義でフィードバックを行います。
リポート課題は，成績評価を終えた後にコースパワーでフィードバックを行います。
|
|
参考書/Reference books
|
|
|
|
メッセージ/Message
|
コメントペーパーやリポートなどの課題提出は，大学LANに障害があった場合を除きいかなる理由があっても締切り厳守です。再提出も認められません。ネット上のトラブルを回避できるよう自己責任で早め早めに計画を立てて提出をしてください。
質問は，講義後の教室およびコースパワーの「質問へ回答」欄にて受け付けます。
|
|
その他/Others
|
|
陳情は受けつけません。程度によっては減点の対象になりますので注意してください。
|