講義内容詳細:情報テクノロジー体験演習/情報テクノロジー体験演習(再)

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 情報テクノロジー体験演習/情報テクノロジー体験演習(再)
英文科目名/Course Title (English) Hands-on Exercises of Information Technology
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 鷲見 和彦/山口 博明/米澤 直晃/金子 直史/田谷 昭仁/伊東 聖矢
英文氏名/Instructor (English) SUMI Kazuhiko/YAMAGUCHI Hiroaki/YONEZAWA Naoaki/KANEKO Naoshi/TAYA Akihito/ITO Seiya

講義概要/Course description
情報テクノロジー(Information Technology)はITは、機能や知能が宿る実体(ハードウエア)と、その制御(ソフトウエア) との集合体であることを、実体験を通じて感覚的に覚える。具体的事例として、電子回路のハードウエアとプログラミング、および、ロボットのハードウエアとプログラミングという2つの演習課題を体験し、ITを利用する立場から創作する立場へ、ITへの学習意識を変革してゆく。この体験演習の一部のテーマは3 年次の「情報テクノロジー実験Ⅰ」において再度取り上げられ、ここで体験した技術の実現方法や更なる詳細を学ぶ。
達成目標/Course objectives
情報テクノロジーに関する基本的な概念や原理を学び、結果を報告するのに有効な基本的事項について、体験を通じて学ぶ。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class Part1 ノートパソコンの使用法
〔第1~2週〕【対面授業】
2
授業計画/Class ノートパソコンの利用環境の設定と解説:ネットワークとの接続、ユーザ管理、共有ファイルの利用について、情報科学研究センタで管理している情報コンセントに接続し,ネットワークを利用して行う授業が可能となるように設定準備を行う、E-Mail、Web利用の実習を行う。Word, Excelの基本的使用法を解説する。Part-2,Part-3で必要なソフトウエアのインストールもここで行う。【対面授業】
3
授業計画/Class Part2 コンピュータの回路設計体験【対面授業】
〔グループA:第3~8週〕〔グループB:第9~14週〕
コンピュータの論理回路はわずか3つの基本論理ゲートが種々に組み合わさって構成され、その命令は5つの基本動作により実行される。これらを論理回路シミュレータを使って模擬体験する。さらに、論理回路を論理式を使って表現し、コンピュータの一般的な論理設計への展望に役立てる。
4
授業計画/Class コンピュータの内部と役割,コンピュータの分解・組立【対面授業】
5
授業計画/Class 電子回路・論理回路の基礎知識:【対面授業】
論理式の演算と、AND/OR/NOT から、組合せ論理回路(加算器)、順序論理回路(フリップフロップ、カウンタ)までの論理回路の理論
6
授業計画/Class 論理回路シミュレータを用いた論理回路演習(1)【対面授業】
実習プログラムの使い方と基本論理回路(AND/OR/NOT)の実装
7
授業計画/Class 論理回路シミュレータ用いた論理回路演習(2)【対面授業】
組合せ論理回路の実装演習(エンコーダ・デコーダ・加算器など)
8
授業計画/Class 論理回路シミュレータを用いた論理回路演習(3)【対面授業】
順序論理回路の実装演習(フリップフロップ、レジスタ、カウンタ)
9
授業計画/Class Part3 かしこいロボット【対面授業】
〔グループA:第9~14週〕〔グループB:第3~8週〕
センサやモータを含むロボットシミュレータ上で、ロボットを組み立て、その挙動をプログラムすることで、簡単なマイクロプロセッサ制御系構築の体験を得る。
10
授業計画/Class モータの仕組みの学習、モータの演習【対面授業】
11
授業計画/Class センサの仕組みの学習、センサの演習【対面授業】
12
授業計画/Class 総合演習(1) かしこい動作のプログラミング演習【対面授業】
13
授業計画/Class 総合演習(2) オリジナルロボットの設計・製作・プログラミング【対面授業】
14
授業計画/Class 総合演習(3) オリジナルロボットの試験・調整【対面授業】
15
授業計画/Class 〔グループA・Bそれぞれ〕演習に関する質問・応答、演習レポート作成【対面授業】
(最終回は、A・Bいずれか希望する単元に関するさらに深い実験実習を行う。なお、未完成のレポートや再提出レポートがあった場合にはその仕上げを行う。)
 
事前学習/Preparation 指導教員ごとに指定される事前学習を行う
事後学習/Reviewing 指導教員ごとに指定される事後学習を行う
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は全ての講義が対面授業(通常型)で実施される。
本授業では、1学年をA/Bの2グループに分け、最初のパート1(第1回目と第2回目)は全体でオリエンテーション受講と必要なソフトウエアのインストール作業実習を全体で行い、第3回目からは、Aグループは、第3回から8回をハードウエア体験演習(パート2)、第9回から14回をソフトウエア体験演習(パート3)を受講する。Bグループはその逆順で受講する。A/Bグループ分けは第1回目授業で発表する。なお、CousePowerによる授業資料の提示とレポートの回収、および、課題説明や質問応答を行う予定。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% Part-1 レポート課題=13.4%、Part-2 レポート課題=43.3%、Part-3 レポート課題=43.3% の比率で、合計点で評価する。なお、Part-1、Part-2、Part-3 いずれか1つでも未提出課題があった場合には、単位は認定しない。
教科書/Textbooks
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1 それぞれの単元ごとに配布資料を教科書とする
参考書/Reference books
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1 理科系の大学における実験レポートの書き方を参考書として読むとよい。下記に限らないが、たとえば;
[1]入江捷廣, 評価Aが取れる基礎物理実験レポート, 講談社(2011)
[2]Christopher S.Lobban, Maria Schefter(著) 畠山雄二, 大森充香(訳), 実験レポート作成法, 丸善出版 (2011)
[3]慶應義塾大学理工学部(編), 実験レポートの書き方(電気電子工学実験), (2013) http://www.expr.st.keio.ac.jp/dennsi/ejikken3/report2013.pdf
その他/Others
2回以上の欠席があった場合には、単位は認定しない。
すべての回を全教員で担当します。