講義内容詳細：環境経済論／国際エネルギー論

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 環境経済論／国際エネルギー論
英文科目名/Course Title (English) Energy and Environmental Economics/Theory of Global Energy
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 石田 博之
英文氏名/Instructor (English) ISHIDA Hiroyuki

講義概要/Course description
近年、地球温暖化問題が顕在する中、地政学的緊張の高まり等によるエネルギー供給不安、中国などの途上国を中心としたエネルギー需要の拡大等を背景にエネルギー価格が変動するなど、地球規模での持続可能な経済成長に対する関心が高まっている。この講義では、こうした情勢変化の背景としての、世界のエネルギー需給動向、主要国・地域のエネルギー・地球温暖化政策などを解説するとともに、３E（経済、エネルギー、環境）のバランスの取れた戦略の重要性や日本のエネルギー需給・戦略への影響と対応等について考察する。
達成目標/Course objectives
世界のエネルギー情勢、各国のエネルギー・環境戦略の解説を通じて、３E（経済、エネルギー、環境）のバランスの取れた戦略の重要性や日本への影響等について理解することを目的とする。
履修条件（事前に履修しておくことが望ましい科目など）/Prerequisite
日常からエネルギー・環境問題に高い関心を有し、世界の政治・経済情勢の基礎知識があることが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション： 世界のエネルギー情勢と日本【オンライン（オンデマンド型）】
事前学習/Preparation シラバスに目を通しておく
事後学習/Reviewing 初回は、ガイダンスなので、事後学習は必要ない
2
授業計画/Class 分析の基礎： 主要統計、エネルギーバランス表、経済とエネルギー
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
3
授業計画/Class 世界のエネルギー需給： エネルギー需給構造、資源量、貿易構造
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
4
授業計画/Class 地球温暖化： 基礎知識、国際的な取り組み、京都メカニズム、パリ協定
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
5
授業計画/Class エネルギー安全保障： 概念整理、リスク要因、内外情勢変化、対応策
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
6
授業計画/Class 国際石油情勢： 原油特性、資源量、需給バランス、指標原油価格、OPEC
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
7
授業計画/Class 天然ガス情勢： 特性、資源量、需給バランス、主要市場動向、シェールガス
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
8
授業計画/Class 石炭・電力： 特性、資源量、石炭需給、電源構成、原子力開発動向
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
9
授業計画/Class 再生可能エネルギー： 種類、特徴、導入量、導入支援策
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
10
授業計画/Class 米国・欧州のエネルギー情勢： エネルギー需給と課題、エネルギー・地球温暖化政策
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
11
授業計画/Class 中国・インドのエネルギー情勢： エネルギー需給と課題、エネルギー・地球温暖化政策
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
12
授業計画/Class 中東・旧ソ連のエネルギー情勢： エネルギー需給と課題、エネルギー政策、原油価格と財政
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
13
授業計画/Class 世界のエネルギー需給見通し： モデル構造、主要前提、シナリオ別予測結果、政策提言
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
14
授業計画/Class 日本のエネルギー情勢と課題： 環境変化、エネルギー需給見通し、エネルギー・環境政策
事前学習/Preparation 授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中にとったノートおよび配布資料の見直し、関連文献・報道を調べ理解を深める
15
授業計画/Class まとめ 　
事前学習/Preparation これまでの授業配布資料やノートに目を通しておく
事後学習/Reviewing 授業で学んだ内容を整理・復習する
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業（通常型）で実施する。
講義資料、課題等はCoursePowerに掲示する。
外部の専門家による講義も予定している。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 その他 Others 70% 期末試験と課題レポートで評価する
2 平常点 In-class Points 30% 平常点で評価する
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 担当教員が講義で随時、指示する。
参考書/Reference books
 著者名
Author		タイトル
Title		出版社
Publisher		出版年
Published year		コメント
Comments		 
1 日本エネルギー経済研究所計量分析ユニット 図解　エネルギー・経済データの読み方入門（改定4版） 省エネルギーセンター 2017
2 International Energy Agency World Energy Outlook　各年版 図書館データベース, OECD iLibraryよりダウンロード可。
3 IPCC（気候変動に関する政府間パネル） 第6次評価報告書 2022予定 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/6th/index.html
4 経済産業省資源エネルギー庁 エネルギー白書 各年版 http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/
5 BP Statistical Review of World Energy July 2021 https://www.bp.com/en/global/corporate/energy-economics/statistical-review-of-world-energy.html
メッセージ/Message
質問等はCoursePowerを利用すること。
CoursePowerに掲載される講義資料等授業関連情報は、受講者自身が修学するためにのみ利用し、無断で転載や再配布しないこと。
授業計画はあくまで予定であり，実際の講義の進行とは異なる場合があることに注意すること。
その他/Others
エネルギー政策立案に資する調査研究や国際協力の経験を有する教員が、世界のエネルギー情勢、各国のエネルギー・環境戦略について解説する。現役の専門家による講義も予定している。
キーワード/Keywords
実務経験