講義内容詳細:特殊講義C(Ⅳ)/貧困と開発

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 特殊講義C(Ⅳ)/貧困と開発
英文科目名/Course Title (English) Special Lecture C (Ⅳ)/Poverty and Development
学期/Semester 前期前半 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 石坂 貴美
英文氏名/Instructor (English) ISHIZAKA Takami

講義概要/Course description
本科目は、ビジネスを通じた国際開発に焦点をあてます。ミクロな分野では、金融によって低所得者層の所得創出(ビジネス支援)を図るマイクロファイナンスなどを取り上げます。マクロな分野では、グローバル化が進む中、貿易や投資が開発途上国に与える影響を取り上げます。これらの途上国の暮らしや経済に大きく関わるビジネスの実践について学びます。授業に関連する事例や商品を自ら調べて分析し、その内容を授業内で発表します。

達成目標/Course objectives
1.途上国における貧困削減に向けたビジネス実践に関する知識を身に付ける。
2.ビジネスによる開発の効果と課題について理解し、説明することができる。
3.自身が関わることのできる開発とビジネスの実践について考え、提案することができる。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス:講義目的と概要、受講に関する注意事項【オンライン授業(オンデマンド型)】
2
授業計画/Class マイクロファイナンス:低所得者層を対象とした金融サービス【オンライン授業(リアルタイム型)】
3
授業計画/Class 金融包摂(ファイナンシャル・インクルージョン)【オンライン授業(リアルタイム型)】
4
授業計画/Class 貿易:国境を越えるビジネスが与える影響、効果【オンライン授業(リアルタイム型)】
5
授業計画/Class 投資:海外直接投資が途上国に与える影響、効果【オンライン授業(リアルタイム型)】
6
授業計画/Class フェアトレード:講義 公平で対等な関係性によって貧困削減を目指す【対面授業】
7
授業計画/Class フェアトレード:演習 フェアトレード商品の分析をして発表する【対面授業】
8
授業計画/Class 企業と国際開発①:講義 企業の活動と途上国への貢献(CSR・CSV)【対面授業】
9
授業計画/Class 企業と国際開発①:演習 日本企業によるビジネスと開発:CSR/CSVおよびSDGs関連の取組みのなかから国際協力に関連する事例を調べ、発表する【対面授業】
10
授業計画/Class 企業と国際開発②:講義と演習 社会的企業(ソーシャルビジネス)による途上国の問題解決。社会的企業の事例を調べてまとめる(もしくは発表)【対面授業】
11
授業計画/Class 企業と国際開発③:講義 国際開発機関のビジネスを通じた国際協力:国連BCtA(ビジネス行動要請)、グローバルコンパクト、国連責任投資、JICAのSDGsビジネス支援事業等【対面授業】
12
授業計画/Class 企業と国際開発④:講義 BOPビジネス:問題解決を目的とするBOPビジネス・多国籍企業のBOP市場(低所得者層の消費市場)への参入【対面授業】
13
授業計画/Class 企業と国際開発④:演習 BOPビジネス 商品を分析し、発表する【対面授業】
14
授業計画/Class 開発への参加:身近な例からビジネスを通じた開発へのかかわり方を考える【対面授業】
15
授業計画/Class ふりかえりとまとめテスト【対面授業】
 
事前学習/Preparation コースパワーに提示された事前学習(予習課題)を確認し、取り組んでください。
事後学習/Reviewing 授業内容をノートにまとめる。また、ふりかえり課題があるときは、授業内およびコースパワーで提示された指示にしたがって学習課題に取り組んでください。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes講義および演習を行う。対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)で実施します。第1回のガイダンスはオンデマンドで講義資料(ガイダンス資料)を各自閲覧して、課題を提出します。その後の授業は、シラバスにてリアルタイム授業を行う回と対面で授業を行う回を確認してください。また、詳細はCoursePower上に別途指示しますので確認して受講してください。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 30% 演習における課題の提出や発表内容等
2 試験 Exam 70% 第15回目の授業にて、ふりかえりのテストを実施します。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
授業に関連する事例や商品を自ら調べて分析し、発表を行います。コロナ感染対策の状況や履修生の人数によって、作業や発表の方法が変更される場合があります。個人で作業・発表もしくは、グループで作業・発表をすることもあります。PC教室のPCを使って情報を調べることができますが、場合によっては、予習課題として準備(情報収集)することが求められることがあります。状況をみながら事前に指示をしますので、各回のコースパワーの指示にしたがって、授業に臨んでください。平常点評価は、演習課題(発表のためのワークシート提出等)、実際の発表等が対象となります。
教科書/Textbooks
 コメント
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1 特定の教科書は使用しない。参考資料等を配布します。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 戸堂康之著 開発経済学入門 新世社 2015.9 9784883842315 2700円+税 蔵書情報 / Library information
2 野田さえ子 他 ビジネス振興と経営 ビジネスセンスを磨こう (国際協力の教科書シリーズ) 有限会社人の森 2016 9784990717049
3 野田直人 地域産品ビジネスによるコミュニティ開発 援助を行うための基礎知識 (国際協力の教科書シリーズ) 有限会社人の森 2017 9784990717056
メッセージ/Message
・授業では、国際協力・開発に関連した様々なイベント、勉強会、留学、助成制度、ボランティア・インターンなどの情報を紹介します。是非、積極的にそれらの情報を活用していろんな取り組みに挑戦してください。
・講義に支障をきたす迷惑行為、必要な時以外にスマホを操作する等の行為が繰り返される場合、単位を付与しません。
その他/Others
【教員の実務経験に関する事項】・青年海外協力隊員、個人コンサルタント、専門社会調査士、国際NGOスタッフ等、途上国のフィールドでの実務経験に基づいたビジネス実践を取り上げて講義を行う。
キーワード/Keywords
貧困とビジネス     国際開発     国際協力     実務経験