講義内容詳細:演習ⅠA

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 演習ⅠA
英文科目名/Course Title (English) Seminar ⅠA
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 福原 直樹
英文氏名/Instructor (English) FUKUHARA Naoki

講義概要/Course description
 演習Ⅰでは、米のジャーナリスト、デイヴィッド・ハルバースタムの「メディアの権力」(“The Powers That Be”)、「ザ・コールデスト・ウィンター 朝鮮戦争」(“The Coldest Winter: America and the Korean War”)などの著作を原著と照らしながら読み、ジャーナリズムへの理解を深めるとともに、時事問題の読み解き方や戦後世界の紛争・戦争に関する知見を養う。同時に、今後の学習・研究や社会生活で必要な社会事象の見方(「モノの見方」)を身につける。
 ゼミは基本的に対面方式で実施する方針で、参加者のプレゼンテーションを中心に行います。
達成目標/Course objectives
 1)(国際)ジャーナリズムへの理解を深める。
 2)時事問題の読み解き方を養う。
 3)今後の学習や社会生活で必要な社会事象の見方(「モノの見方」)を養う。 
 4)ゼミでは朝鮮戦争以外にも、将来的に演習ⅡA・ⅡBなどでベトナム戦争、イラク戦争、アフガン戦争、ソマリア内戦、ルワンダ内戦、旧ユーゴ紛争(内戦)などを描いたハルバースタムら米ジャーナリストの著作も読み進めていく。これら戦後の紛争・戦争の知識・理解は現在・今後の世界情勢の分析に不可欠で、これを通じて現代世界を読み解き、その未来を考える力も養っていきます。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
 ①時事問題や現代史に興味を持ち、新聞などマスメディアの記事に日常的に触れる習慣を持っている(または今後持つ)こと。
 ②参加者はデイヴィッド・ハルバースタム「メディアの権力」(サイマル出版会1~3 または、朝日文庫①~④)を入手すること。購入の場合、本書は絶版ですのでネットなどで中古品を求めて下さい。原書の講読も推奨します。入手できない場合は要相談。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクションⅠ.【基本的に対面授業/以下各回、同じ】
 ①教員によるゼミの概要説明
 ②教員によるハルバースタムの著作やニュージャーナリズムについての説明
2
授業計画/Class イントロダクションⅡ.
 ①教員によるハルバースタムの著作やニュージャーナリズムなどの説明
 ②次回以降の発表者を順次、決めていく
3
授業計画/Class プレゼンテーション①
 基本的に担当者(毎回1人)は以下の3点を行う(以下、各回同じ)。
 1. 担当部分のまとめ
 2. 担当部分の分析で感じた疑問/問題点の説明
 3. 2.に関する全体のディスカッションの司会・まとめ
4
授業計画/Class プレゼンテーション②
5
授業計画/Class プレゼンテーション③
6
授業計画/Class プレゼンテーション④
7
授業計画/Class プレゼンテーション⑤
8
授業計画/Class プレゼンテーション⑥
9
授業計画/Class プレゼンテーション⑦
10
授業計画/Class プレゼンテーション⑧
11
授業計画/Class プレゼンテーション⑨
12
授業計画/Class プレゼンテーション⑩
13
授業計画/Class プレゼンテーション⑪
14
授業計画/Class プレゼンテーション⑫
15
授業計画/Class これまでの授業、およびそれに基づいたジャーナリズム・現代史の知識の総括、世界情勢・時事問題の分析など。
 
事前学習/Preparation プレゼンテーション開始後は、次回の範囲を再度、精読し、そこに登場するジャーナリズム・現代史の理解で必要な項目を調べる。プレゼン担当者は、パワーポイントを利用したプレゼンテーションの準備を行う(詳しくは授業で説明します)
事後学習/Reviewing 発表者のプレゼン内容や、それに基づくディスカッションで得られた知見・情報を整理する。また、これらをもとに現代世界をとりまく時事問題の理解に努める。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes ゼミは基本的に対面方式で実施する方針で、参加者のプレゼンテーションを中心に行います。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% ・授業でのプレゼンテーション
・ディスカッションへの参加状況
2 レポート Report 50%  期末レポートの提出
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
・期末レポートは演習ⅠBで講評する
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBNコメント
Comments
1 デイビッド・ハルバースタム著 ; 筑紫哲也, 東郷茂彦訳 メディアの権力 サイマル出版会 1983.5 4377305980 1.2.いずれかを入手する
2 デイヴィッド・ハルバースタム著 ; 筑紫哲也, 東郷茂彦訳 メディアの権力 朝日新聞社 1999.10 4022612673 1.2いずれかを入手する
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 ハルバースタムの他の作品(授業で説明します)。
メッセージ/Message
・レポート作成では、文献・資料などの精読・調査などのほか、部外者への取材を行うことも視野に入れます(このような時勢のため取材の場合は、Webexを使用するなど細心の注意を払うこと)
その他/Others
・教員は全国紙で事件記者、海外特派員をそれぞれ約15年務め、多くの紛争・戦争報道にも携わりました。授業ではそこで得た経験や教訓も活かしていきたいと思います。
・授業の性質上、積極的な授業参加を求めます。授業日数の3分の2以上の出席がないと成績評価の対象としません。
・各授業での積極的なプレゼンテーションの実施や、ディスカッションへの参加が求められます。
キーワード/Keywords
ジャーナリズム     実務経験     時事問題     現代史