講義内容詳細:キリスト教概論Ⅱ

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) キリスト教概論Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Christianity Ⅱ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) シュー土戸 ポール
英文氏名/Instructor (English) Paul Tsuchido Shew

講義概要/Course description
本講義はキリスト教を学問的に取り上げ、国際的な観点からキリスト教を紹介する。特に、以下のポイントに重点を置く。
 ・ 宗教学
 ・ キリスト教の起源と歴史的発展
 ・ キリスト教の思想、教え、概念
 ・ キリスト教倫理
この授業はeラーニングを利用する。定期的に行う小テストもeラーニング上で実施することになる。最新版のシラバス、予定の詳細、各課題、教材・資料等は、授業のeラーニングを通してアクセスすることになる。
本講義では教科書『地の塩、世の光——人物で語るキリスト教入門』を用い、キリスト教に深く関わる人物を学ぶことを通して各トピックを探求する形で講義が行われる。
達成目標/Course objectives
本講義は、国際的な観点からキリスト教の中心的な思想や教えの全体像を理解することを第一の目的としている。キリスト教は、本学の建学の精神の柱であるだけではなく、ヨーロッパ、北米、南米、アジア、アフリカなどにおいて重要な宗教である。したがって、キリスト教を理解することにより、国際的に視野を広げ、より多くの人々を理解することが可能となる。また、キリスト教に触れることによって、人生に有益な示唆と力が与えられると考える。キリスト教だけではなく、本授業を通して人生の糧となるものを探し出して欲しいのである。
その上に、一般教養も重要である。特に、勉強・研究の仕方、批評的考え方や論理的思考力、コミュニケーション技能、人格形成、倫理観などを身につけることも本講義の目的である。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
キリスト教概論Ⅰ
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション: キリスト教とは
「初回授業オンライン(オンデマンド)授業」
2
授業計画/Class 宗教学
3
授業計画/Class 礼拝とキリスト教音楽
4
授業計画/Class 旧約聖書:アンソロジーと歴史
5
授業計画/Class 新約聖書と福音書
6
授業計画/Class イエス・キリストの生涯
7
授業計画/Class 新約聖書時代と初代キリスト教
8
授業計画/Class 聖書の歴史的形成と発展
9
授業計画/Class 古代と中世のキリスト教
10
授業計画/Class プロテスタント改革運動とその原理
11
授業計画/Class 20世紀におけるキリスト教の変換
12
授業計画/Class キリスト教礼拝見学
13
授業計画/Class キリスト教の環境倫理
14
授業計画/Class メソジスト教育運動の発展と原則
15
授業計画/Class 日本キリスト教教育史および青山学院の歴史
総合復習とまとめ
総合小テスト
 
事前学習/Preparation 事前のリーディグと前回の課題。
事後学習/Reviewing まず、レスポンス課題と小テスト。
また次回のためのリーディング。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes基本的に対面授業として計画している。しかし、オンライン授業を行うこともある。
また、講義の一部をオンラインにし、教室ではディスカションと質疑応答を予定している。
本講義ではただ知識を暗記することを目指していない。クリティカル・シンキングや論理的に思考力を重視する。内容に関して考えることができるように、レスポンス課題・ディスカッション・質疑応答などを用いる。 
最初の講義からレスポンス課題や小テストが始まる。毎週、積極的に取り組み、eラーニングを活用することがこの授業での成功の鍵。

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 評価割合
・小レポート  40%
・テスト    45%
・礼拝レポート 15% 

総合成績計算:
AA ≥ 95.0
A   ≥ 85.0
B   ≥ 73.0
C   ≥ 60.0
XX < 60
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
1 青山学院宗教センター編 地の塩、世の光——人物で語るキリスト教入門 教文館 2006.2 9784764272538 1800円+税
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 『聖書』(旧約聖書と新約聖書)
『神の前に真実に:キリスト教概論』(青山学院宗教センター編)
メッセージ/Message
誰でも学問的に宗教を理解することができます。この授業で、キリスト教を学ぶだけではなく、キリスト教を通して、何かを学んだり、経験したりすることが大切です。自分の人生の糧となる何かを見つけ出してください。とにかく、この授業を通して、成長してほしいと思います。
その他/Others
講義に参加することが非常に重要ですので、単位修得するために最低出席率は3分の2である。3/1以上の講義を欠席した場合、単位修得できない。