講義内容詳細:法社会学A

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) 法社会学A
英文科目名/Course Title (English) Sociology of Law A
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 飯 考行
英文氏名/Instructor (English) II Takayuki

講義概要/Course description
この授業では、社会現象の一つとして法をとらえて、事例を参照しながら、社会の中で法と司法がどのような機能を担っているかについて考える。法全般を中心に、現在までの法社会学において研究、議論されてきたテーマを順次取り上げる予定である。
達成目標/Course objectives
法社会学は、社会現象の一つとして法を研究する学問である。具体的には、例えば「法律が現実にどのように使われているか」、「法は社会の中でどのような機能を営んでいるか」、「(個々の)法律はどのように、いかなる社会状況を背景として作られているのか」といった問題を扱う。この授業では、法全般を検討対象に取り上げる。法解釈学とは異なる視点を涵養し、法と司法を多角的に分析・検討できるようにすることが、この科目の到達目標である。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 法社会学のアプローチ(1)概観(オンライン授業(オンデマンド型)での実施)
2
授業計画/Class 法社会学のアプローチ(2)社会規範と法
3
授業計画/Class 法社会学のアプローチ(3)歴史、文化と法
4
授業計画/Class 裁判の利用(1)隣人訴訟とその含意
5
授業計画/Class 裁判の利用(2)「訴訟社会」アメリカ
6
授業計画/Class 裁判の利用(3)日本の民事訴訟率の低さとその理由
7
授業計画/Class 社会と法(1)ジェンダーと法
8
授業計画/Class 社会と法(2)喫煙規制
9
授業計画/Class 社会と法(3)厳罰化
10
授業計画/Class 社会と法(4)刑務所と社会復帰(ゲストレクチャーを予定)
11
授業計画/Class 課題への法的対応(1)臓器移植法の制定と改正
12
授業計画/Class 課題への法的対応(2)災害・事故と法
13
授業計画/Class 課題への法的対応(3)遺族の思いと法(ゲストレクチャーを予定)
14
授業計画/Class 課題への法的対応(4)技術革新と法
15
授業計画/Class 授業内試験
 
事前学習/Preparation 各回のテーマに関するテキストの講読
事後学習/Reviewing 各回のテーマに関するテキストと授業内で取り上げた文献や資料の講読
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ハイフレックス形式 / hybrid high flex
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業とオンライン配信の併用式で実施する予定です(初回のみオンライン授業(オンデマンド型))。
(1)テキストとパワーポイントにもとづく講義を中心に、関連する資料、映像や、質疑応答を交えて進行する。
(2)回によりフリップの記載を求める(アンケート機能を利用予定)。
(3)回により講義内容に関連するゲストスピーカーを招へいする予定である。

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 70%
2 平常点 In-class Points 30% 受講中のフリップでの応答など
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
1 宮澤節生他 ブリッジブック法システム入門(第4版) 信山社 2018年
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
 
1 佐藤岩夫・阿部昌樹編 スタンダード法社会学 北大路書房 2022年
メッセージ/Message
社会における司法のあり方に関心のある学生の履修を期待します。
その他/Others
授業の進行状況などにより計画通りに進行しない場合がありえます。質問や、やむを得ない理由で欠席する場合などは、「質問登録」より連絡して下さい。
キーワード/Keywords
法と社会     立法過程