講義内容詳細:社会学

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) 社会学
英文科目名/Course Title (English) Sociology
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 大林 真也
英文氏名/Instructor (English) OBAYASHI Shinya

講義概要/Course description
「社会」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。まぎれもなく社会は個人の集まりによってできあがっていることはすぐに思いつくでしょう。しかしその集まり方や個々人の行為によって、特定の個人の意図を超えて、社会は複雑な仕組みや構造(組織や規範など)をもつようになります。その一方で、今度はその複雑な構造は、個々人の行動を制約するようになります。このように、個人と社会は相互に規定し合う関係(ミクローマクロ連関)にあることがわかります。
本講義では、このような個人と社会の相互循環的な関係の中で生まれる複雑な社会の仕組みを、社会学の概念や理論を通じて理解していくことを目指します。とくに、現代社会に見られる社会現象を深く洞察することを通じて、「社会学的な見方」を学んでいきます。さらに最終的には、自分の身の回りの社会現象について論理的に思考し、メカニズムを把握するための実践的な技法を身につけていきます。

達成目標/Course objectives
(1)社会学の主要な概念や理論を理解する。
(2)社会現象を、日常的な見方ではなく、社会学の理論や概念を用いて抽象的に考える技法を学ぶ。
(3)また、現代社会の諸問題について実践的な解決法を論理的に考える力を養う。

学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
この講義では、社会学のみならず社会心理学、経済学、心理学、情報科学の知識を総動員して社会現象を理解するということを目標としています。これらの科目を履修していなくても、講義の内容を理解することはできますが、併せて履修すると理解が深まるため、履修することを勧めます。また、若干数学を使いますが、四則演算程度ができれば何も問題はありません。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス&イントロダクション:社会をモデルで読みとくために【1章】オンライン(オンデマンド型)
2
授業計画/Class 経済:なぜ資本主義が成立したのか【13章】
3
授業計画/Class 福祉:なぜ自殺するのか【11章】
4
授業計画/Class 環境問題:なぜ環境問題が起こるのか【14章】
5
授業計画/Class ボランティア:なぜボランティアをするのか【4章】
6
授業計画/Class 社会的ジレンマのまとめ
7
授業計画/Class コミュニティ:なぜ地域に違いがあるのか【5章】
8
授業計画/Class 仕事:なぜ転職に成功する人としない人がいるのか【8章】
9
授業計画/Class なぜ、ビジネスが成功するのか【該当なし】
10
授業計画/Class コミュニケーション:なぜ世間はせまいのか【3章】
11
授業計画/Class 社会心理:なぜ流行が起こるのか【6章】
12
授業計画/Class 家族:なぜ結婚するのか【2章】
13
授業計画/Class ジェンダー:なぜ男女差別があるのか【9章】
14
授業計画/Class 教育:なぜ大学に進学する人としない人がいるのか【7章】
15
授業計画/Class 全体のまとめ
 
事前学習/Preparation 教科書の該当箇所を読んでくる。
事後学習/Reviewing 講義資料を読んで復習する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面で講義を実施する。
ただし、初回はオンライン(オンデマンド)で実施します。
毎週、講義資料や課題をcoursepowerに掲示します。印刷して配布はしませんので、各自、必要に応じてダウンロード・印刷して授業に臨んでください。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 50% 期末テスト50%
2 平常点 In-class Points 50% 小テスト・授業内で実施する課題50%
教科書/Textbooks
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出版年
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コメント
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1 数理社会学会監修 社会学入門 朝倉書店 2014 ※講義計画の章はこの本の章を指しています。
参考書/Reference books
 著者名
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タイトル
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出版社
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出版年
Published year
 
1 松田健 テキスト現代社会学(第3版) ミネルヴァ書房 2016
メッセージ/Message
基本的に教科書に沿って進めますが、教科書に含まれない内容も多く扱う(教科書の購入は必須ではないが、あると望ましい)。また理解度を見つつ、授業を進めていきます。そのため、必ずしも上のように授業計画がすんなり進むわけではないことに注意してください。
感染状況により、期末試験を行えない場合および期末試験に出席できない場合、代わりのレポートを課す。
その他/Others


キーワード/Keywords
社会学 心理学 経済学 政治学