講義内容詳細:日本語(ⅥF)A

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年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) 日本語(ⅥF)A
英文科目名/Course Title (English) Japanese (ⅥF)A
学期/Semester 後期 単位/Credits 1
教員名/Instructor (Japanese) 許 司未
英文氏名/Instructor (English) XU, Siwei

講義概要/Course description
 本講義では、グローバル社会において、留学生が異なる言語、文化、価値を乗り越え、関係構築を行うための日本語コミュニケーション能力を養うために日本語で調べる・考える・伝える能力を身につけるため、主に次の3つの力の育成を目指します。1)様々な科学の問いに対する日本や諸外国の動向の把握。2)アカデミックジャパニーズに必要な表現・語彙知識の獲得。3)高度な考察の基盤となる文化社会への理解。そのために、指定教科書『日本がわかる日本語がわかる』(凡人社)を用いて、学術的テーマについての読解と発表のトレーニングを行います。大学で学ぶうえで必要な表現、そして、N1レベルに必要とされる語彙・文型の理解を深めながら、ワークシートを用いて、学んだ内容に関するディスカッションや発表も行います。

達成目標/Course objectives
特に「聞く・話す」力の育成に焦点をあて、以下の点について、さらに高度な日本語運用能力向上を目指します。

1)学術的なトピックについて、根拠を示しながら客観的に自分意見が表出できる。

2)クラスメート等との話し合いやプレゼンテーションを通し、多様な考え方や価値観に触れ、そこから建設的な議

論へと発展させることができる。

学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特にありません。

授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 第1回目から対面授業です。
オリエンテーション(自己紹介、教科書について、授業の進め方、評価方法など)
2
授業計画/Class 第1課:単純には割り切れない、「正しい日本語」と「間違った日本語」①
3
授業計画/Class 第1課:単純には割り切れない、「正しい日本語」と「間違った日本語」)②
4
授業計画/Class 第3課:地震と原発、そしてインターネット①
5
授業計画/Class 第3課:地震と原発、そしてインターネット②
6
授業計画/Class 第4課:2000年代後半のウエブ社会の変化を見通した『ウエブ進化論』①
7
授業計画/Class 第4課:2000年代後半のウエブ社会の変化を見通した『ウエブ進化論』②
8
授業計画/Class 中間復習とフィードバック(第1、3、4課)

※教科書を回収し、宿題を全体的にチェック;終わっていない練習を用いて中間復習。
9
授業計画/Class 第7課:自分を変えたいビジネスパーソンに送るメッセージ①
10
授業計画/Class 第7課:自分を変えたいビジネスパーソンに送るメッセージ②
11
授業計画/Class 第9課:「正義」とは何かを哲学的に考える①
12
授業計画/Class 第9課:「正義」とは何かを哲学的に考える②
13
授業計画/Class 第10課:貧乏で無気力な若者たち①
14
授業計画/Class 第10課:貧乏で無気力な若者たち②
15
授業計画/Class 期末試験とフィードバック

※範囲は授業で示す
 
事前学習/Preparation 事前学習(60分程度)では、講義スケジュールに沿って、授業で取り上げる内容について用語を調べたり、自分の考えをまとめたり、予習を十分に行ってください。それぞれの回について、シラバスに書かれている該当の課題を事前に取り組んで、答えを教科書に書き込んでください。
事後学習/Reviewing 事後学習(60分程度)では、授業で扱ったプリントなどを十分復習してください。また、授業で紹介された参考資料も利用して知識を広げてください。授業には積極的に参加してください。課題や発表がある場合は、締切日までに提出または準備してください。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notesこの授業では、反転授業を取り入れたアクティブラーニング型の講義形式を採用しています。受講生は、毎回の授業で提示された課題に取り組みます。授業では、詳しい解説と質疑応答、意見交換を行います。

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 60% ※毎回授業後に課題を課します。締め切りまでに完成することが必要です。

2 平常点 In-class Points 40% ※出席率、授業参加度、グループワークの参加度から判断します。

教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
1 田中祐輔編著 ; 川端祐一郎, 肖輝, 張玥著 日本がわかる、日本語がわかる 凡人社 2019.2 9784893589552 2500円+税
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
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1 グループ・ジャマシイ編著 教師と学習者のための日本語文型辞典 くろしお出版 1998.2 4874241549 3300円+税 ※参考にするための本ですので、購入する必要はありません。
その他/Others
第1回目から対面授業です。
単位取得のためには2/3以上の出席が必要です。
(遅刻・早退30分以上は、欠席です。遅刻・早退3回で1回欠席になります。
予防すべき感染症のみ公欠になります。)

注) 2024年度より交換留学生向け日本語カリキュラム変更を行ったため、日本語レベルとその対応が2023年度のものとは変更になりました。 (Notice)Due to the changes in the 2024 curriculum of Japanese Language Courses for exchange students, the Japanese levels and coordination of the courses will differ from those of the School Year of 2023.