講義概要/Course description
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知っているようで知らないのが「自己」である.「自己」の発見は,他者とのコミュニケーションを通してなされることが多い.この授業では,「コミュニケーション」という切り口から,他者を理解すること,自己についての理解を深めることを目的としている.オンライン授業であっても,受講生たちには課題を課し,それらに対する意見を共有することで,同じ課題でも人によって捉え方やそれに対する反応が異なることを,体験的に学習し,受講生ひとりひとりが気づきを得るような授業にしたい.
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達成目標/Course objectives
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他者を理解しながら自己を理解し,コミュニケーション能力を高めていくことを目標とする.具体的な到達目標は, ①自分と他者の認知の違いに気づく ②自分の考え方の特徴を知る ③自分のコミュニケーションスタイルを知る ④他者・自己を理解する
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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なし
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授業計画/Lecture plan
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1
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2
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授業計画/Class |
第2回 知覚①「あなたの見てる赤と私の見てる赤は同じ?」 |
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3
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授業計画/Class |
第3回 知覚②「人間の知覚の特徴」 |
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4
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授業計画/Class |
第4回 記憶 「変化する記憶」 |
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5
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授業計画/Class |
第5回 自己概念 「私って誰?」 |
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6
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授業計画/Class |
第6回 欲求 「あなたの欲することは?」 |
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7
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授業計画/Class |
第7回対人魅力「人を好きになる理由」 |
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8
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9
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授業計画/Class |
第9回 防衛機制「自分を守っているのは?」 |
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10
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授業計画/Class |
第10回 非言語コミュニケーション 「目は口ほどにものをいう」 |
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11
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授業計画/Class |
第11回 非言語コミュニケーション2「印象を変えるには?」 |
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12
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授業計画/Class |
第12回 「不安」と「うつ」 |
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13
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授業計画/Class |
第13回 「考え」が感情に影響する?! |
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14
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授業計画/Class |
第14回「しあわせに生きる」とは |
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15
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事前学習/Preparation |
前回の授業の最後に提示される課題を行う。 |
事後学習/Reviewing |
・授業のなかで提示される課題を行う。 ・授業中複数の文献を紹介するので,そのなかの一つ以上の文献を読み,理解を深める。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
オンライン授業 / Online
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実施形態/Class Method |
オンデマンド型 / on-demand
補足事項/Supplementary notes毎週火曜日8時までに授業動画及び資料をアップします。
講義では,はじめに前回のフィードバックを行い,受講生の意見や考えを共有したり,前回の補足説明をしたりします。次に,事前課題の採点方法や解釈の仕方,関連事項の解説を行います。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
平常点 In-class Points
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100%
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毎回の小レポートで評価する.具体的には,毎回の小レポートを10点満点で採点し,その合計点(150点満点)に10/15をかけた数値を素点とする. 採点基準は、①講義内容の要約、②講義内容に関する広がりのある考察、③自分自身の気づきがどの程度書かれているかによる。
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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毎回,授業の最初に前回の小レポートに関するフィードバックを行う。
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教科書/Textbooks
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price |
1 |
遠藤健治編著
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対人関係を通しての自己理解ワークブック
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培風館
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2013.6
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9784563052362
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2,310円
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メッセージ/Message
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※毎回講義内容に関連した文献を複数紹介しますので,次回までに必ずそのうちの1つを読み,理解を深めてください。 ※ワークなどの体験的な学習を取り入れます。オンデマンド授業ではありますが,積極的にワークに取り組んでください。
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その他/Others
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臨床心理士としての実務経験は当該授業において,こころの健康教育として活かされている。
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キーワード/Keywords
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実務経験
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