講義概要/Course description
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AIに象徴されるデジタルテクノロジー,すなわち社会に革新をもたらす技術が登場・普及しています。AIを例にすれば,私たちは「AIの開発や活用をいかに進めていくか」という文字どおり技術的な側面に着目する傾向にあります。一方,デジタルテクノロジーは変化が激しく,それにともない社会も大きく変動していくと予想されます。「人生100年時代」とすれば,いま20歳の皆さんは2100年の世界を目にすることになります。常に新しい技術とともに人生を歩むことになる皆さんに求められるのは,「AIをはじめとするテクノロジーが組み込まれた社会とはどのような社会か」「そうした社会を私たち人間はどう生きていくべきか」といった議論と見識ではないでしょうか。 本科目の趣旨は,AIをはじめとするテクノロジー,すなわち革新技術について知識を得るだけではなく,今後の時代において人間が拠って立つ,しっかりとした知的基盤の構築をはかることにあります。授業を通して,AIのような最先端のテクノロジーの内部的なメカニズムを大まかにでもつかみつつ,テクノロジーが組み込まれた社会を批判的に見ながら,どのような社会を私たちはめざすべきか,そして,そうした社会を共に創っていくにはどうすればよいか,という「まだ答えのない」問題について考え続ける人間となることをめざしてほしいと考えています。 本科目は,2021年8月に本学に設置された革新技術と社会共創研究所の教員がオムニバス形式で実施します。研究所では「革新技術と社会共創」をめぐる複数の研究プロジェクトが展開されています。すなわち,上述の議論について,人文科学,社会科学,自然科学の各分野を横断した総合的なアプローチによって明らかにすることをめざしています。いわば,今後を生きるための実践的教養を構築しようとするものです。
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達成目標/Course objectives
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本科目では,AIをはじめとするテクノロジー,すなわち革新技術について知識を得るだけではなく,今後の時代において人間が拠って立つ,しっかりとした知的基盤の構築をはかることをめざします。授業を通して,AIのような最先端のテクノロジーの内部的なメカニズムを大まかにでもつかみつつ,テクノロジーが組み込まれた社会を批判的に見ながら,どのような社会を私たちはめざすべきか,そして,そうした社会を共に創っていくにはどうすればよいか,という「まだ答えのない」問題について考え続ける能力を修得することが目標となります。 なお,授業はオンデマンド型で実施されますが,講義だけでなく,演習的な要素(ワーク)を適宜,取り入れていきます。単なる知識の修得に留まらず,自ら考えることを通して,具体的・実践的な能力を高めることをめざします。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
オリエンテーション[河島・野末] |
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2
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3
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4
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授業計画/Class |
仮想通貨ならびに人類の滅亡(1)[LENZ] |
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5
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授業計画/Class |
仮想通貨ならびに人類の滅亡(2)[LENZ] |
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6
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授業計画/Class |
近未来の学習環境(1)[野末] |
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7
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授業計画/Class |
近未来の学習環境(2)[野末] |
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8
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授業計画/Class |
ドローンとクライシスマッピング(1)[古橋] |
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9
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授業計画/Class |
ドローンとクライシスマッピング(2)[古橋] |
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10
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授業計画/Class |
AIと教育世界(1)[シュー土戸] |
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授業計画/Class |
AIと教育世界(2)[シュー土戸] |
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12
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13
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14
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授業計画/Class |
受講生による討論・発表[河島・野末] |
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15
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事前学習/Preparation |
授業計画の確認 |
事後学習/Reviewing |
授業内容の振り返り(指示があった場合はレポートなどを含む) |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
オンライン授業 / Online
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実施形態/Class Method |
オンデマンド型 / on-demand
補足事項/Supplementary notes別途の指示がある場合を除き,授業実施日(金曜日)の朝9時までに教材を CoursePower 上に掲載します。受講(動画視聴・リアクションペーパー提出など)の期間や課題(レポートなど)の提出期限は授業回・担当講師によって異なりますので,授業時の指示に従ってください。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
平常点 In-class Points
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100%
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リアクションペーパーを中心にワーク(成果物)や課題(レポート)などを含めて総合的に判断します。
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メッセージ/Message
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進捗状況などによって授業内容や担当者・順序が変更となる場合があります。
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