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講義概要/Course description
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フランス啓蒙主義を代表する作家・思想家ヴォルテール(1694-1778)の哲学的コント『カンデ ィード』(Candide, 1759)を読む。ヴォルテールが得意とした「哲学的コント」とは、哲学的な 概念を主題とする風刺的な短い物語を指す。ただし、この場合の哲学には、権威主義や迷信などを 根本的に批判した「啓蒙主義の哲学」というニュアンスがある点に注意したい。ヴォルテール、デ ィドロら啓蒙主義者達は、いわゆる啓蒙思想の社会的普及の手段としても、哲学的コントを積極的 に利用した。この授業では、そうした哲学的コントの傑作にしてヴォルテールの代表作でもある 『カンディード』の読解を通じて、いかにもフランス的なエスプリと諷刺が利いたヴォルテールの 名文を原典で味わいながら、啓蒙思想とその歴史的背景や現代的意義などを学んでゆく。
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達成目標/Course objectives
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ヴォルテールの哲学的コント『カンディード』を原典で精読・訳読し、十八世紀のフランス語に特 有の語彙や文法・語法を学ぶとともに、資料調査、レポート執筆、プレゼンテーションの基礎的な 技法を身につける。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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授業計画/Lecture plan
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1
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| 授業計画/Class |
オリエンテーション【初回から対面授業】 |
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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| 授業計画/Class |
『カンディード』第8回訳読+個人発表 |
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10
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| 授業計画/Class |
『カンディード』第9回訳読+個人発表 |
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11
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| 授業計画/Class |
『カンディード』第10回訳読+個人発表 |
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12
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| 授業計画/Class |
『カンディード』第11回訳読+個人発表 |
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13
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| 授業計画/Class |
『カンディード』第12回訳読+個人発表 |
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14
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| 授業計画/Class |
『カンディード』第13回訳読+個人発表 |
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15
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| 授業計画/Class |
『カンディード』第14回訳読+個人発表 |
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| 事前学習/Preparation |
語彙を辞書で調べ、訳文の準備をする。 |
| 事後学習/Reviewing |
訳読内容や語彙・文法事項を復習する。 |
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授業方法/Method of instruction
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| 区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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| 実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
| 活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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| 1 |
レポート Report
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50%
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期末レポート ※採点基準は以下の通り。
・前期に扱った作家・作品および授業内容を客観的・総合的に理解しているか。 ・レポートの課題について、主題の学術的背景を踏まえた上で、自分なりの見解・意見に基づいて論理的に考察し、一定の問題解決を導き出せているか。 ・大学のレポートにふさわしい、正しい日本語による高度な文章表現の能力を身につけているか。
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| 2 |
平常点 In-class Points
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50%
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予習を含む授業への積極的参加、原典の訳読・読解の能力、毎回のコメントペーパーや個人発表の成果など。
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教科書/Textbooks
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| | 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN |
| 1 |
Voltaire
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Candide
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Hatier
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2015
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9782218991349
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メッセージ/Message
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・履修希望者は初回の授業に必ず 参加すること。 ・教科書は、⻘山学院購買会の教科書販売サイトで速やかに購入すること。 ・授業や課題に関する連絡はCourse Powerを通じて行うので、 日頃からまめにCourse Powerにアクセスし、本科目に関するメッセージをチェックすること。
・本ゼミでは、古いフランス語の原典による地道な訳読・精読に耐える忍耐力・語学力に加え、様々な思想的概念について自分の頭でも考えて意見をアウトプットする知的意欲がある学生を優先する(逆に言うと、こうした作業に抵抗を感じる学生には履修を勧めない)。また、辞書を丹念に引きながら脈絡の通った訳文を準備し、テキストに現れる語彙や概念について自分なりに考えて、しっかりと予習することが履修の必須条件である。
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その他/Others
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1・2年生向けの学習用辞典は十八世紀の文学的文章の読解に適さないので、『新スタンダード仏和辞典』『ロワイヤル仏和辞典』など中辞典を自習用に用意することを強く勧める。
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