講義内容詳細:フランス文学演習Ⅱ(2)

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年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) フランス文学演習Ⅱ(2)
英文科目名/Course Title (English) Seminar in French Literature Ⅱ (2)
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 阿部 崇
英文氏名/Instructor (English) ABE Takashi

講義概要/Course description
《「フィクション」とは何か》(II)
 「物語」や「フィクション」とは一体どういうものなのか、という問題について、主に哲学・思想的な視点から考える。
 文学でも、誰かの口頭でのお話でも、映画でも演劇でも何でも良いが、「物語」を読んだり、聞いたり、見たりする時、それが現実とかけ離れた「虚構」であると分かっているにも関わらず、われわれはそこに何らかの「リアリティー」を感じてしまう。そこで感じられる「虚構のリアリティー」とは一体何なのか、何がそのリアリティーを生み出すのか、という問題について考えてみたい。おそらくそれは、「言語」というものが持つある種の作用に関わっているものなのではないか。そしてそうした問いは、最終的にわれわれが生きる社会とわれわれ自身の生き方の問題にも関わってくるのではないか。もとより困難な問題であり、完全な答を得られるとは思えないが、何よりもそうした虚構のリアリティーを感じとるという経験を重ね、その経験について考えてみたい。
 後期の「II」では、作品ないしフィクションの世界を経験する「鑑賞者」ないし「読者」の位置づけ、また、鑑賞者と作品世界とのあいだに生成する相互作用といった問題を特に扱いたい。
達成目標/Course objectives
現実のリアリティーとは異なった「虚構のリアリティー」を感じ取る感受性を獲得し、広義における「文学」の本質のひとつを掴み取ること。またこの授業には、専門的な内容についての学習というだけでなく、大学での勉強に必要な基礎的なスキルを身につけていただく「基礎ゼミ」としての性格もあるので、自分なりのテーマに基づく発表やレポートの作成、授業での発言や議論などについても必要な技量を身につけることを目標とする。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
前期からの継続が望ましいが、人数制限上の余裕があれば後期からの受講も可能。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 後期ガイダンス、フィクションの空間性について【初回から対面授業】
2
授業計画/Class フィクションの空間と経験の主体
3
授業計画/Class 絵画の経験
4
授業計画/Class 学生発表1
5
授業計画/Class 学生発表2
6
授業計画/Class 学生発表3
7
授業計画/Class 学生発表4
8
授業計画/Class 学生発表5
9
授業計画/Class 学生発表6
10
授業計画/Class 学生発表7
11
授業計画/Class 主体を構成すること
12
授業計画/Class 精神医学の例:不安と治癒
13
授業計画/Class 演じること
14
授業計画/Class フィクションの社会的・政治的側面
15
授業計画/Class 後期まとめ
 
事前学習/Preparation 授業で指示された課題を準備する(訳読、口頭でのコメント、小レポート、発表など)。
事後学習/Reviewing 授業を通じて得られた考えや知識を整理しておく。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 70% レポートや発表の評点をもとに評価する。
2 平常点 In-class Points 30% 授業への積極的な参加、訳読の出来具合などの評点をもとに評価する。
その他/Others
他の先生方が担当する「演習I・II」と同様、履修希望者が多い場合は人数制限を行います。