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講義概要/Course description
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『蜻蛉日記』を通して、平安時代の結婚や和歌の役割について考える
『蜻蛉日記』の作者として知られる「道綱母」の本名はわかっていない。この中流貴族女性は上流貴族の藤原兼家と結婚して道綱を産む。道綱母より前に兼家と結婚していた時姫は、道綱母と同じ中流貴族の出身でありながら、道隆、道兼、道長、超子、詮子らの母として重みを増していく。 『蜻蛉日記』は、兼家からの求婚から始まって、その結婚生活を中心に描いており、従来は、「一夫多妻制のもとで苦しむ女性の苦悩の日記」とされることが多かった。たしかに『蜻蛉日記』の中には、兼家の愛人に嫉妬を燃やし、苦悩する場面も出てくる。しかし最近の研究では、結婚生活の苦悩を書くことだけが目的ではなかったことが明らかにされてきた。道綱母は、和歌を詠むことにすぐれ、その和歌という武器を使って兼家と対等にやり取りをし、かつ兼家と関りのある貴人たちとも親交を結ぶのである。 この演習では、作品の多様な側面に焦点を当てながら、『蜻蛉日記』を丹念に読み解いていきたい。
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達成目標/Course objectives
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1 平安時代の文学作品の研究方法を身につける。 2 古典の本文を深く読解できる力を身に付ける。 3 先行研究を読んで論点を整理できるようになる。 4 わかりやすい発表資料を作成できるようになる。 5 議論に積極的に参加できるようになる。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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授業計画/Lecture plan
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1
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| 授業計画/Class |
ガイダンス【初回のみオンライン授業(オンデマンド型)】
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2
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3
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| 授業計画/Class |
調査方法・レジュメの作成方法の説明 |
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4
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(1) 野分の後に |
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5
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(2) 兼家、兵部大輔になる |
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6
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(3) 章明親王との贈答―女手の文 |
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7
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(4) 章明親王との贈答―薄 |
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8
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(5) 母の死 |
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9
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(6) みみらくの島 |
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10
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(7) 悲しみの袈裟 |
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11
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(8) 琴を弾く |
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12
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(9) 兼家、病に倒れる |
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13
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| 授業計画/Class |
担当箇所の発表と討議(10) 道綱母、兼家邸へ |
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14
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15
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| 事前学習/Preparation |
発表者以外も発表箇所の原文にしっかりと目を通す。 |
| 事後学習/Reviewing |
その日の発表を振り返り、疑問点については自分でもさらに深く調べる。発表の優れた点については、自分の今後の発表に生かせるようにまとめておく。
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授業方法/Method of instruction
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| 区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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| 実施形態/Class Method |
ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend |
| 活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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| 1 |
平常点 In-class Points
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60%
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発表の内容、授業内での積極的な発言などにより評価する。
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| 2 |
レポート Report
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40%
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発表内容をもとにレポートを執筆する。
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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レポートについては、問題点やよかった点などについて事後にコメントする。
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教科書/Textbooks
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| | 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price |
| 1 |
川村裕子
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蜻蛉日記Ⅰ
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角川ソフィア文庫
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2003年
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4-04-367901-7
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1,100円
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参考書/Reference books
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| | 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price | |
| 1 |
菊池靖彦 木村正中 伊牟田経久
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土佐日記 蜻蛉日記
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小学館
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1995年
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4-09-658013-9
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4,484円
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| 2 |
長谷川政春・今西祐一郎・伊藤博・吉岡曠
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土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記
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岩波書店
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メッセージ/Message
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他の学生と議論しながら一つの文学作品を丹念に読んでいく楽しさを味わってほしい。
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キーワード/Keywords
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蜻蛉日記
日記文学
平安時代の結婚
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