講義内容詳細:中国文学・思想特講Ⅰ/中国文学・思想特講Ⅰ[2]

戻る
年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) 中国文学・思想特講Ⅰ/中国文学・思想特講Ⅰ[2]
英文科目名/Course Title (English) Lecture on Chinese Literature and Thought Ⅰ/Lecture on Chinese Literature and Thought Ⅰ [2]
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 戸内 俊介
英文氏名/Instructor (English) TONOUCHI Shunsuke

講義概要/Course description
汗牛充棟とも形容される豊富な文献を有する中国語は、紀元前13世紀ころから3000年以上にわたる膨大な文字文献が保存されている世界でも稀有な言語と言える。その文字とは無論、漢字であり、漢字を通して、現代の我々は残されている文学書、思想書を今なお理解することができる。本講義では、古代中国の文学・思想書を記録する道具である漢字に焦点を当てる。具体的には、文字とは何か、漢字とはどのような文字か、から始まり、殷代の甲骨文、周代の金文を経て、戦国時代の文字、篆書、隷書、楷書といったさまざまな漢字の書体の変遷について講義する。以上を通して、本講義では「漢字とは何か」について考える機会を提供する。
達成目標/Course objectives
文字の機能、漢字の機能、甲骨文・金文から楷書に至る漢字の書体の変遷を理解する。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
・高校で学ぶ程度の漢文の知識があるのが望ましい。
・現代中国語の履修歴は問わない。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス/漢和辞典について/中国の歴代王朝【初回のみオンライン授業(オンデマンド型)での実施】
事前学習/Preparation シラバスを丹念に読む。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。

2
授業計画/Class 漢字とは?
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
3
授業計画/Class 十干十二支について
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
4
授業計画/Class 甲骨文① 甲骨文の発見と研究史
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
5
授業計画/Class 甲骨文② 甲骨文とは?
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
6
授業計画/Class 甲骨文③ 甲骨文を読む
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
7
授業計画/Class 金文① 金文とは?
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
8
授業計画/Class 金文② 西周時代の青銅器について
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
9
授業計画/Class 金文③ 金文を読む
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
10
授業計画/Class 戦国文字① 戦国文字概要
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
11
授業計画/Class 戦国文字② 戦国文字を読む
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
12
授業計画/Class 書体の変遷と文字統一
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
13
授業計画/Class 漢代から唐代の文字の整理① 隷書、行書、草書
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
14
授業計画/Class 漢代から唐代の文字の整理② 楷書の成立
事前学習/Preparation 配布資料を読み概要を押さえておく。また教員が指定した箇所を予習する。
事後学習/Reviewing 資料を復習し、分からないところは自分で調べる、または次回教員に質問するための準備をする。
15
授業計画/Class 前期のまとめ
事前学習/Preparation 前期の資料を見直し、分からないところを洗い出し、教員に質問できるよう準備する。
事後学習/Reviewing 前期で学んだことを総復習する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes・Course Powerから、使用する教材を事前にダウンロードしてください。
・事前に教材に目を通し、疑問点があれば、Course Powerの「質問」機能などを使い質問してください。
・授業時間中の解説に対し、質問や意見を募ります。
・授業中に簡単な作業をしてもらうこともあります。
・毎回の授業ごとに、コメント・ペーパーの提出を求めます。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 その他 Others 60% 試験またはレポート
2 平常点 In-class Points 40% 授業態度、リアクションペーパーなど
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
毎授業、CoursePowerを通してリアクションペーパーを提出してもらう。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN 
1 大西克也、宮本徹 アジアと漢字文化 放送大学教育振興会 2009 9784595309069
2 裘錫圭著、稲畑耕一郎等訳 中国漢字学講義 東方書店 2022 9784497222077
3 戸川芳郎監修、佐藤進、濱口富士雄編 全訳 漢辞海 第四版 三省堂 2017 9784385140483
4 日本中国語学会編 中国語学辞典 岩波書店 2022 9784000803229
キーワード/Keywords
文字論     漢字     甲骨文     金文     戦国文字     篆書     隷書     行書     草書     楷書