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講義概要/Course description
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本授業は、地域統合(regional integration)という現象を多角的に考察します。地域統合とは、一言で言えば、国と国の関係を、単なる政府間の協力以上に深め、密にすることです。地域統合は、対立していた国々の間に平和を作り出すための重要な方法である(かもしれない)と考えられ、さまざまな形で実践されてきました。その最も進んだ事例が欧州連合(European Union, EU)だと言われています。 そこで本授業では、まず、EUの歴史、仕組み、役割、ならびにEUが直面している課題について検討します(第2回~第8回)。中間テストを挟んで、次に、EU以外の地域統合の取り組みについて概観します(第10回~第14回)。従って、EUについて勉強したい方のみならず、様々な世界各地の国際関係のあり方について勉強したい方を広く歓迎します。 なお、本授業は「反転授業」という形を取ります。これは、授業に先立って皆さんに文献を読んできてもらい、疑問点や論点をCoursePowerから提出しておいていただいた上で、授業ではそれらに私が答えたり、皆さん同士で議論をしたりするという授業の形です。
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達成目標/Course objectives
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・地域統合の先端事例とされるEUの歴史、仕組み、役割、ならびにEUが直面している諸課題についての知識を得る。 ・EU以外の地域統合の枠組についての知識を得る。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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特にありませんが、「国際関係論」(後期月曜2・3限)を履修するとより理解が深まると思います。
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授業計画/Lecture plan
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1
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| 授業計画/Class |
導入【オンライン授業(オンデマンド型)での実施】 |
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2
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| 授業計画/Class |
EUのおこり 課題文献:『EUとは何か』はじめに・第1章 |
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3
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| 授業計画/Class |
EUの役割① 課題文献:『EUとは何か』第2章前半(25–55頁) |
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4
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| 授業計画/Class |
EUの役割② 課題文献:『EUとは何か』第2章後半(55–72頁) |
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5
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| 授業計画/Class |
EUの仕組みと運営 課題文献:『EUとは何か』第3章 |
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6
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| 授業計画/Class |
EUの対外関係 課題文献:『EUとは何か』第4章
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7
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| 授業計画/Class |
EUの未来と課題 課題文献:『EUとは何か』第5章
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8
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| 授業計画/Class |
ヨーロッパ統合の理論 課題文献:福田耕治(2016)「EU・欧州統合過程と欧州統合理論」福田耕治編著『EU・欧州統合研究—Brexit以後の欧州ガバナンス—〔改訂版〕』成文堂、23–47頁。 |
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9
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10
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| 授業計画/Class |
EU以外のヨーロッパの国際機構 課題文献: ① 広瀬佳一(2023)「NATOの機能変容と拡大—危機管理、協調的安全保障から、再び集団防衛へ—」広瀬佳一・小久保康之編著『現代ヨーロッパの国際政治—冷戦後の軌跡と新たな挑戦—』法律文化社、34–49頁。 ② 大道寺隆也(2020)「欧州テロ対策をめぐるEU・CoE関係—テロ防止と基本権保障—」臼井陽一郎編『変わりゆくEU—永遠平和のプロジェクトの行方—』明石書店、89–103頁。 |
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11
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| 授業計画/Class |
アメリカ大陸の地域統合 課題文献: ① 松井謙一郎(2013)「中南米の地域統合の概観と今後の展望—アジアへ重心をシフトする中南米—」日本国際問題研究所編『地域統合の現在と未来』、153–170頁。 ② 大串和雄(2022)「ラテンアメリカの移行期正義の特徴—多様な移行期正義像に向けて―」『国際政治』第207号、49–64頁。 |
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| 授業計画/Class |
アフリカ大陸の地域統合 課題文献: ① 片岡貞治(2013)「アフリカにおける地域統合—現状と課題—」日本国際問題研究所編『地域統合の現在と未来』133–152頁。 ② 藤井広重(2021)「国際刑事裁判所をめぐるアフリカ連合の対外政策の変容—アフリカの一体性と司法化の進捗からの考察—」『平和研究』第57号、137–165頁。 |
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| 授業計画/Class |
アジアの地域統合 課題文献: ① 山影進(2016)「ASEANの歩んできた道、これから作る道—『新しいASEAN』の浮上—」山影進編『新しいASEAN——地域共同体とアジアの中心性を目指して——』アジア経済研究所、13–46頁。 |
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14
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| 授業計画/Class |
「地域間主義(inter-regionalism)」 課題文献: ① 田中俊郎(2016)「EUとアジア—相互にとっての意味—」『日本EU学会年報』第36号、1–28頁。 ② 中山裕美(2018)「移民ガバナンスにおける地域間主義の意義—アフリカ-ヨーロッパ間の地域協議プロセスの検討から—」『国際政治』第190号、33–48頁。
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| 事前学習/Preparation |
指定されたテキストを読み、疑問点や論点をCoursePowerで提出する。 |
| 事後学習/Reviewing |
授業で得られた知識や視点をもとに、テキストを再読し復習する。 |
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授業方法/Method of instruction
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| 区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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| 実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
| 活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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| 1 |
試験 Exam
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70%
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中間テスト40%、期末テスト30%
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| 2 |
平常点 In-class Points
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30%
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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毎回、いただいた疑問点や論点について時間をかけて議論していきます。
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教科書/Textbooks
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| | 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price | コメント Comments |
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中村民雄著
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EUとは何か〔第3版〕
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信山社
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2019
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9784797236279
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1980円 (税別)
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必ず「第3版」を購入してください(図書館には所蔵なし)。
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参考書/Reference books
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| | コメント Comments | |
| 1 |
授業中に適宜紹介します。
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メッセージ/Message
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積極的な事前学習と授業参加を期待します。
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その他/Others
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・第2回から第7回までは、上記の教科書を読んできたことを前提に授業をするので、必ず手に入れておいてください。購入の際は、第3版(2019年)であることを確認してください。
・第10回から第14回までの授業で使用する予定の文献は、ほとんどがWebでアクセスできるものですが、そうでないものについても購入の必要はありません(コピーを配布します)。
・レジュメなどがある場合も、原則として、紙では配布しません。授業まで(できるだけ前日まで)にCoursePowerにアップロードするので、ご自身で印刷するか、パソコンやタブレットを持参して、各自で見られるようにしておいてください。
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