|
講義概要/Course description
|
人権をめぐる課題は、私たちの身の回りにあるポピュラーカルチャー(映画やテレビや音楽など)においていかに語られ、いかに認識されているのだろう。たとえば、社会的マイノリティに対する一般的なイメージは、私たちの身近にあるテレビや映画や音楽といったポピュラーカルチャーによっていかに描かれ、人々に受容(あるいは拒絶)され、法や制度を含む社会のあり方に影響を与えていると言えるのだろう。本授業では、人権を法律の枠組に限定することなく、社会学的視点から考察する。学期の前半ではマイノリティの人権、後半では刑事司法における人権のテーマに焦点を当て、具体的な事例を通して、それぞれの現状や課題が、ポピュラーカルチャーにおいてどのように描かれているかを詳しく見ていく。さらにディスカッションでは、各々がHuman Rights Culture(人権意識を育み、人権を尊重する文化)の担い手として事例を持ち寄り、グループで分析したり、新しい表現の可能性を検討したりする。
|
|
達成目標/Course objectives
|
*特定の社会的集団のイメージや人権侵害の状況が、いかにポピュラーカルチャーによって構築され、人々に受容され、再生産されているかを知るために、それらを読み解くスキルを身につける。
*人権のイメージや影響は、変容可能であることを学ぶ。同時に、変化を阻む要因についても考察する。
*授業で扱うトピックに関する意識を高め、現実社会で起こっている問題の理解や解決に、いかに役立てられるかを常に考えられるようになる。
|
|
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
|
|
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
|
|
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
|
社会問題に関心を持ち、メディアやサブカルチャーを含めた表現一般に興味があること。また、学期を通して複数回グループディスカッションを行うので、他者と「対話」する意欲があること。
|
|
授業計画/Lecture plan
|
|
1
|
| 授業計画/Class |
*オリエンテーション – Human Rightsとポピュラーカルチャー *現代の日本社会における人権のイメージを考える。 *なぜ、ポピュラーカルチャーとHuman Rightsなのか?
初回のみオンライン授業(オンデマンド型)で実施。
|
|
|
2
|
| 授業計画/Class |
ジェンダー観とポピュラーカルチャーの構築① 女性編
|
|
|
3
|
| 授業計画/Class |
ジェンダー観とポピュラーカルチャーの構築② 男性編 両性の平等
|
|
|
4
|
| 授業計画/Class |
ジェンダー観とポピュラーカルチャーの構築③セクシャルマイノリティ
|
|
|
5
|
| 授業計画/Class |
グループディスカッション(1) |
|
|
6
|
| 授業計画/Class |
子どもの人権とポピュラーカルチャー① |
|
|
7
|
| 授業計画/Class |
子どもの人権とポピュラーカルチャー② |
|
|
8
|
| 授業計画/Class |
難民とポピュラーカルチャー① |
|
|
9
|
| 授業計画/Class |
難民とポピュラーカルチャー② |
|
|
10
|
| 授業計画/Class |
グループディスカッション(2)
|
|
|
11
|
| 授業計画/Class |
死刑とポピュラーカルチャー①
|
|
|
12
|
| 授業計画/Class |
死刑と被害者とポピュラーカルチャー② |
|
|
13
|
| 授業計画/Class |
終身刑(無期刑)とポピュラーカルチャー
|
|
|
14
|
| 授業計画/Class |
刑務所とポピュラーカルチャー
|
|
|
15
|
| 授業計画/Class |
グループディスカッション(3) |
|
| |
| 事前学習/Preparation |
映像やリーディングなどの課題を出す場合がある。ディスカッションの前には調査課題を出す。
|
| 事後学習/Reviewing |
映像やリーディングなどの課題を出す場合がある。 |
|
|
|
授業方法/Method of instruction
|
| 区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
|
| 実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes映像や音声メディアを頻繁に使った授業で(事前に映像を視聴する課題を出すこともある)、英語の資料を使うこともある。グループディスカッションなどの参加型スタイルを用いることもあり、積極的な参加が求められる。
第2週目以降は対面授業(通常型)で実施します。初回のみオンライン授業(オンデマンド型)で実施します。
|
| 活用される授業方法/Teaching methods used |
|
|
|
成績評価方法/Evaluation
|
| 1 |
レポート Report
|
100%
|
10% : 平常点(授業参加)
30%:課題1-- ディスカッション関連のワークシート作成(事前)とディスカッション後のまとめ。
30%:課題2 -- ディスカッション関連のワークシート作成(事前)とディスカッション後のまとめ。
30%:課題3(期末)-- ディスカッション関連のワークシート作成(事前)とレポート。
|
|
|
参考書/Reference books
|
| | 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price | |
| 1 |
田中東子 山本敦久 安藤丈将
|
出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ
|
ナカニシヤ出版
|
2017
|
9784779510472
|
|
|
| 2 |
横藤田誠 中坂恵美子
|
『人権入門 憲法/人権/マイノリティ』
|
法律文化社
|
2021
|
4589041456
|
2420
|
|
|
|
メッセージ/Message
|
本授業では人権を幅広く捉え、問題意識を明確に展開する。普段何気なく触れているテレビドラマ、CM、映画、漫画、ゲームなどを意識的に捉え直す。それは時として、教える私や、履修生の立場性をも問うので、そこから目をそらさず、柔軟に考えようとする、積極的かつクリティカルな姿勢を求める。
|
|
その他/Others
|
|
コロナ対応で対面講義が困難になった場合は、オンデマンドとzoomの混合型にする。
|
|
キーワード/Keywords
|
|
人権
ヒューマンライツ
社会的課題
ジェンダーと性的アイデンティティ
マイノリティ
ポピュラーカルチャー
メディア
刑事司法
死刑制度
表象
抵抗文化
|