講義内容詳細:貧困と人権/人権法特論B/人権法Ⅱ

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年度/Academic Year 2025
授業科目名/Course Title (Japanese) 貧困と人権/人権法特論B/人権法Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Poverty and Human Rights/Topics in Human Rights Law B/Human Rights Law Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 森本 麻衣子
英文氏名/Instructor (English) MORIMOTO, Maiko

講義概要/Course description
本講義「貧困と人権」は、現代社会の経済格差から生じる問題を「人権(human rights)」の概念や実践、その可能性や限界との接点においてみていきます。「日本篇」「世界篇」と大きくわけて、まずは映像作品や報道資料などを通じてできるだけ当事者の目線で現状を捉えることを目指します。そのうえで、様々なかたちの貧困現象の歴史的・構造的背景について、世界的な新自由主義の潮流をふまえつつ考察するとともに、法や社会制度を通じた救済や格差是正のありかたについても議論していきましょう。中間・期末レポートに加えて、後半では、「貧困と人権」というテーマに関連して、受講者が興味をもったトピックについてリサーチして発表する機会(希望に応じて個人/グループで実施)も設けます。主体的に考え参加する意志のある方の受講をお待ちしています。
達成目標/Course objectives
1)貧困のリアル/現場の一端を知る。あるいは、今まで知っていると思っていたことを見直す。
2)貧困の現状を構造的に考えることで、貧困を「社会の」(そしてまた翻って「自分自身の」)問題として捉える知的訓練を積む。
3)貧困の現状に対して、「人権(human rights)」の概念やそれに関わる法・社会実践のもつ可能性や限界について考え、必要に応じて調べる姿勢を涵養する。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション【オンライン(オンデマンド)】
2
授業計画/Class 貧困と人権・日本篇1
3
授業計画/Class 貧困と人権・日本篇2
4
授業計画/Class 貧困と人権・日本篇3
5
授業計画/Class 貧困と人権・日本篇3
6
授業計画/Class 貧困と人権・日本篇4
7
授業計画/Class 貧困と人権・日本篇5
8
授業計画/Class 中間試験(授業内)
9
授業計画/Class 貧困と人権・世界篇1
10
授業計画/Class 貧困と人権・世界篇2
11
授業計画/Class 貧困と人権・世界篇3
12
授業計画/Class 貧困と人権・世界篇4
13
授業計画/Class 貧困と人権・世界篇5
14
授業計画/Class リサーチ・プレゼンテーション
15
授業計画/Class 総括・講評
 
事前学習/Preparation 事前予習資料に目を通す
事後学習/Reviewing 授業中に示された映像・文献課題について復習し、レスポンスを書いて提出する
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes暗記すべき知識を与えたり、問題に対する解法を教えたりする授業ではありません。授業内外で文献や映像・報道資料に取り組んでもらって、そこから考えたことを講師のガイダンスのもとで互いに報告しあい、議論するという形式をとります。

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 30% 講義内容・文献資料をふまえて授業内で行う中間試験(論述形式)に取り組むことが、単位取得の必須条件となります。
2 レポート Report 30% 講義内容・文献資料をふまえた期末レポートを作成・提出
3 平常点 In-class Points 40% 感想提出やリサーチ発表などを通じたクラスへの貢献
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
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1 白井聡著 武器としての「資本論」 東洋経済新報社 2020.4 9784492212417 1600円+税 期末レポートの課題となる副読本です。 蔵書情報 / Library information
その他/Others
コースパワーを通じて課題等の連絡をしますので、お知らせを受け取れるようにしておいてください。
また履修者数や習熟度に応じて、課題内容や進め方を見直す場合があります。経済的な事情などで副読本を手に入れることが難しい場合や、その他の質問はメールで個人的に相談してください。
キーワード/Keywords
貧困     人権     格差     新自由主義     ドキュメンタリー     ジャーナリズム