講義内容詳細:マネジメント基礎B

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年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) マネジメント基礎B
英文科目名/Course Title (English) Management Basics B
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 中邨 良樹/荒木 万寿夫/稲村 雄大/高松 朋史/亀坂 安紀子/竹田 賢/玉木 欽也/中内 基博/松尾 睦/山本 寛/山下 勝/保科 架風
英文氏名/Instructor (English) NAKAMURA Yoshiki/ARAKI Masuo/INAMURA Katsuhiro/TAKAMATSU Tomofumi/KAMESAKA Akiko/TAKEDA Ken/TAMAKI Kinya/NAKAUCHI Motohiro/MATSUO Makoto/YAMAMOTO Hiroshi/YAMASHITA Masaru/HOSHINA Ibuki

講義概要/Course description
この授業では、マネジメント基礎Aで学んだことを前提として、さらに経営学の個別分野の基礎理論について経営学科所属の教員から講義を受けるというオムニバス形式の授業です。授業では概論的に幅広く理論を紹介し、2年生以降の履修計画につなげ、経営演習への参加に対する意識向上を目的としています。
達成目標/Course objectives
第一に、経営学の各分野の相違を明確に理解できること、第二に、経営学の各分野の基礎理論を習得するだけでなく2年生以降でどの分野を専門的に学習していくのかを決められること、第三に、受講者自身がこれまでに見聞きしてきた実際の経験やデータを経営学理論に結びつけて考察するための基本スキルを身につけること、をこの講義の達成目標とします。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 【オンライン授業(リアルタイム型)】
マネジメント基礎B概要とデータ分析の準備(中邨)
マネジメント基礎Bの概要を説明する。その後、マネジメント基礎Aのマネジメントゲームの結果を分析するための下準備をする。準備したデータセットは提出する。第10週にそれを利用する。
2
授業計画/Class 【対面授業】
経営組織論(山下)
優れた戦略を構築するだけでなく、それを実現していくことのできる強い組織をどのようにしてつくっていけばよいのかについて考える。「1+1=2」という等式を越えていくのが組織の力であり、それは左辺を強化する方法と右辺を強化する方法とに分類できるが、そのそれぞれについて議論する。
3
授業計画/Class 【オンライン授業(オンデマンド配信)】
経営行動論(松尾)
経営行動論とは、経営組織論の中でも、主に組織における個人や集団レベルの理論を指す。授業では、モチベーション論とリーダーシップ論について解説する。
4
授業計画/Class 【対面授業】
事業戦略論(高松)
製品・サービスは顧客に評価されるだけでなく、ライバル企業との競争に勝つことが求められる。競争の基本戦略について解説する。
5
授業計画/Class 【オンライン授業(オンデマンド型)】
経営戦略論(中内)
戦略とは何か?優れたビジネスモデルの要件とは?様々な企業の実例を通して戦略の合理性について考える。
6
授業計画/Class 【対面授業】
経営史入門(中邨)
一度、偉業を成し遂げた経営者や企業が、なぜ、その後、失策を犯したり、衰退してしまうのかを、経営者が辿った歩みや企業の歴史を題材にして考える。キーワード(経路依存性、未来のイメージに関する思考パターン)
7
授業計画/Class 【オンライン授業(オンデマンド型)】
人的資源管理入門(山本)
人的資源管理とは、企業を中心とした組織が経営上の資源
としての従業員をどのように管理しているかなどの問題を扱う。
入門では、人的資源管理の位置づけや定義、様々な呼称や
類似概念、誰が人的資源管理を行うのか、人的資源管理の
目的や特徴について講ずる。
8
授業計画/Class 【対面授業】
経営と国際経営(稲村)
経営および経営学とは何かについて基本的な考え方を説明した上で、企業が国際的にビジネスを展開する際にどんな困難に直面するのか、またその困難に対処するためにどのような方法があるのかについて考える。
9
授業計画/Class 【オンライン授業(オンデマンド型)】
経営革新戦略とビジネスモデル(玉木)
経営を革新するプロセスの流れに沿って以下に示す経営課題について体系化して解説する:
①全社戦略、②外部経営環境分析、③内部経営環境分析、④競争戦略。
上記の学びの集大成として新たな製品やサービス/新規事業の企画の仕方について解説する:
⑤ビジネスモデル。
10
授業計画/Class 【対面授業】
経営情報学総論(中邨)
マネジメント基礎Aのマネジメントゲームのデータを使って、グラフ、散布図、相関係数、回帰分析などを実施する。分析の基本を学ぶ。また、企業が持つ経営情報を意思決定にどのように役立つかの基本を講義する。
11
授業計画/Class 【オンライン授業(オンデマンド配信)】
経営データ分析(荒木)
昨今、経営データの分析でも深層学習を含む機械学習的な手法が広く取り入れられている。ここでは、「データ分析における機械学習やAI」といった入門的な概説をしたあと、機械学習を利用した簡単な分析例を示しながら幾つかの分析手法を紹介する。
12
授業計画/Class 【対面授業】
サプライチェーン・マネジメント(竹田)
サプライチェーン・マネジメントは,顧客の要求する製品やサービスを,いかに無駄を省いて効率的かつ効果的に提供するかが主要なテーマであり、昨今、その重要性が高まっている.本講義では、サプライチェーン・マネジメントを学ぶ意義について、竹田ゼミナールでの産学連携プロジェクトの内容を紹介しながら説明する。
13
授業計画/Class 【オンライン授業(オンデマンド型)】
ファイナンス(亀坂)
経営学部で学ぶファイナンスの全体像を紹介する。ファイナンス分野では、企業の資金調達や家計の証券投資などについて学ぶ。経営学部の2年次以降で履修できる証券投資論Ⅰ、Ⅱの授業紹介や3年次以降で履修可能なゼミ(演習)の内容も紹介する。
14
授業計画/Class 【対面授業】
統計科学1(保科)
統計科学はデータ分析の学問であるが,現在では「問題解決」のために活用されることが強く期待されるものとなった.本講義では,統計科学の手法の中でも頻繁に使われる「回帰モデリング」を題材に,問題解決にそれがどのように使えるのかを説明する.
15
授業計画/Class 【対面授業】
統計科学2(保科)
第14週に引き続き,問題解決のための回帰モデリングについて説明を行う.特に回帰モデリングはある情報から別の情報を予測するものであるが,その予測の元となる情報は何を基準に決めることができるのか,など,正しく問題解決につながるデータ分析について説明を行う.
 
事前学習/Preparation それぞれの授業前にCoursePowerを確認し、各授業回の事前資料を準備し、課題に取り組むこと(課題がある場合)。
事後学習/Reviewing それぞれの授業終了後にCoursePowerを確認し、レポート等の事後課題に取り組むこと(課題がある場合)。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 1)15回すべて小テストかレポート(事後課題とする)がある。
2)授業回によっては、事前レポートがある。授業前までに毎回CoursePowerを確認すること。
3)それぞれの回の事前・事後課題を10点満点で評価する。
4)事前・事後課題の合計点を100点換算し、それを最終評価点とする。
5)事後課題の提出が2/3(10回)以上ない場合は、欠席評価となる。