講義内容詳細:アンケート・社会調査の方法

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年度/Academic Year 2025
授業科目名/Course Title (Japanese) アンケート・社会調査の方法
英文科目名/Course Title (English) Questionnaire and Survey Methods
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 抱井 尚子
英文氏名/Instructor (English) KAKAI Hisako

講義概要/Course description
 本講義で学ぶ調査手法は、調査票を用いてデータ収集を行うことから、比較的短時間で多くの対象者から情報を得られるという利点をもつ。その反面、対象者の言語能力に依存したデータ収集方法であるため、質問の意図を誤解のないように回答者に明確に伝えることが不可欠となり、「調査票・質問文の作成」には充分な注意を払う必要がある。また、対象者を抽出する際に偏りがあると、研究結果そのものに偏りが生じる可能性があり、「サンプリング理論」をしっかりと理解して調査に臨む必要がある。したがって、本講義において受講者は、自身の研究目的にしたがい調査票を設計するところから始め、調査対象者の選択・実査・データクリーニング・入力・コーディング・集計・分析・報告までの一連の流れを体験して学んでいく。
達成目標/Course objectives
 本講義の目的は、アンケート票または質問紙調査票を用いて、特定の調査対象者に対し様式化した質問を行い収集したデータに統計処理を行う研究手法のノウハウを受講者が身につけることにある。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
コミュニケーションの量的研究法(統計学)の事前もしくは並行受講が望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 1 導入:社会調査とは何か(初回はオンラインーオンデマンド型授業)
2
授業計画/Class 2 社会調査の企画:調査の目的の明確化、仮説の有無、対象者の選定、質問方法の検討
3
授業計画/Class 3 調査方法の種類:対面インタビュー、電話インタビュー、郵送質問紙、オンライン質問紙
4
授業計画/Class 4 質問の構成と形式:質問の種類、尺度のレベルと中点の問題
5
授業計画/Class 5 サンプリング(標本抽出)の問題:全数調査、確率標本抽出、非確立標本抽出
6
授業計画/Class 6 調査票作成(1):タイトル、あいさつ文・調査の目的、調査主体、フェースシート
7
授業計画/Class 7 調査票作成(2):質問項目執筆における留意点(ダブルバーレル、誘導、曖昧な表現)
8
授業計画/Class 8 調査票作成(3):自由記述データのコード化(プレコーディングとアフターコーディング)
9
授業計画/Class 9 調査票の配布と回収:調査票の回収方法、回答を返却してくれない対象者への対処法
10
授業計画/Class 10 データ入力とデータクリーニング:ID番号の付与、データクリーニング、Excelによるデータ入力
11
授業計画/Class 11 データ集計(1):度数分布、中心傾向、記述統計
12
授業計画/Class 12 データ集計(2):クロス集計、相関係数、推測統計
13
授業計画/Class 13 データの視覚化:円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ、レーダーチャート
14
授業計画/Class 14 データの読み方:視覚化したデータ、検定結果、自由記述データからわかることは何か
15
授業計画/Class 15 報告書の書き方 (期末レポートの提出)
 
事前学習/Preparation 教室で指示。
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをもとにプロジェクトを進める。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes授業の目的に従い、オンライン形式も取り入れます。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 25% 3課題(5%x3)、研究発表10%
2 試験 Exam 10% 中間テスト
3 レポート Report 25% グループプロジェクト報告書
4 その他 Others 40% メンバー評価シートの提出(10%)、グループからの評価(30%)
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
1 末田清子 [ほか] 編著 コミュニケーション研究法 ナカニシヤ出版 2011.7 9784779505461 3200円+税
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 SAGE Research Methods SAGE Publications
2 浦上昌則, 脇田貴文著 心理学・社会科学研究のための調査系論文の読み方 東京図書 2008.7 9784489020384 2800円+税 蔵書情報 / Library information
3 小塩真司, 西口利文編 質問紙調査の手順 ナカニシヤ出版 2007.11 9784779502002 2200円 蔵書情報 / Library information
4 鈴木淳子著 質問紙デザインの技法 ナカニシヤ出版 2016.7 9784779510755 2800円+税 蔵書情報 / Library information
5 堀洋道、山本真理子 心理測定尺度集(1):人間の内面を探る;自己・個人内課程 サイエンス社 2001
6 堀洋道、吉田富二雄 心理測定尺度集〈2〉人間と社会のつながりをとらえる“対人関係・価値観” サイエンス社 2001
7 堀 洋道、松井豊 心理測定尺度集(3) 心の健康をはかる“適応・臨床” サイエンス社 2001
8 堀 洋道、櫻井茂男、松井豊 心理測定尺度集〈4〉子どもの発達を支える“対人関係・適応” サイエンス社 2007
9 堀 洋道、吉田富二雄、 宮本聡介 心理測定尺度集〈5〉個人から社会へ“自己・対人関係・価値観” サイエンス社 2011
10 堀 洋道、松井 豊、 宮本 聡介 心理測定尺度集〈6〉現実社会とかかわる“集団・組織・適応” サイエンス社 2011
11 ジョン・W・クレスウェル(抱井尚子・訳) 早わかり混合研究法 ナカニシヤ出版 2017 4779511925 2,640
12 抱井尚子著 混合研究法入門 医学書院 2015.12 9784260024709 2000円+税 蔵書情報 / Library information
13 マイク・フェターズ、抱井尚子 混合研究法の手引き──トレジャーハントで学ぶ研究デザインから論文の書き方まで 遠見書房 2021 9784866161204 2,860
14 チャールズ・テドリー/アッバス・タシャコリ(土屋敦ほか訳) 混合研究法の基礎ー社会・行動科学の量的・質的アプローチの統合 西村書店 2017 4890134808 6,398
15 樋口耕一・中村康則・周景龍 動かして学ぶ!はじめてのテキストマイニング ナカニシヤ出版 2022 2200+税
メッセージ/Message
社会調査士の資格取得のために必要な5科目の一つとして開講する科目です。資格取得は目指さないが、アンケート調査の方法を学んでみたいという学生も履修可能です。(履修希望者数が定員を超える場合は、社会調査士ゼミの学生が優先されます。)
その他/Others
授業の実施状況によっては、授業計画が変更する場合があります。
キーワード/Keywords