講義内容詳細:広告文化論

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) 広告文化論
英文科目名/Course Title (English) Advertising and Culture
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 谷口 優
英文氏名/Instructor (English) TANIGUCHI Yu

講義概要/Course description
企業をはじめとするあらゆる組織・団体において、商品・サービスあるいは自分たちの存在自体について、認知してもらう「広告」活動は組織の継続において不可欠なものです。企業において欠かせない活動の一環であると同時に、「広告」はその時々の消費、経済環境に合わせて創りだされるものであり、そこには社会の今が、色濃く反映される、つまりは文化的側面も内包しています。

本授業では産業界における「広告」の位置づけや役割、社会におけるひとつの文化としての「広告クリエイティブ」の価値、さらにメディア環境が大きく変わる中での「広告」の在り方の変容を取り上げていきます。

加えて本講義では「広告」だけでなく、広告活動も含む「①マーケティング活動全般」についても触れていきます。企業を取り巻くマーケティング環境の変化は、マーケティング活動の一環である広告にも影響を与えているためです。
また広告と密接に関係する「➁広告メディア・メディアビジネス」についても取り上げていきます。


経済活動における広告の役割、文化的側面としての社会における広告の位置づけ、さらにその広告をマーケティングやメディアビジネスの変化という観点から最先端から未来予測まで、複数の視点から考察していくのが本講義の目的です。

マーケティングやコミュニケーションに関わる基礎知識は、あらゆる職業において活用できうるものと考えるので
広告やマーケティングに興味があり、そうした業界への就職を考えている学生だけでなく、
基本知識のない学生でも参画しやすいような講義を展開していく予定です。


達成目標/Course objectives
企業をはじめとする各種組織・団体が広告する目的は多岐にわたるが、一般的にはものを売る、もしくは企業・団体のコーポレートイメージを向上させるということに集約される。しかし、その商品や企業のことだけを考え、訴求しているだけでは、生活者に共感され、受け入れられ、広告の効果を発揮することは難しい。その背景には、世相や経済状況、メディアをはじめとする社会環境など、さまざまな要素がある。本講義では、それらを文化という大きな枠でとらえ、広告関連の制作物や事例の解説もしながら、広告コミュニケーションの核なるものを、皆さんとともに考えていきます。
また昨今は、メディア環境や消費者の購買行動が大きく変化していることから、企業のマーケティング活動が大きく変容を遂げています。今、産業界においてマーケティング活動がどのような変化を遂げているのか、についても理解をしてもらうことを求めます。


学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし。広告、マーケティングについては基礎的な用語から解説するので、特に履修条件はありません。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(本講義の狙いと今後の講義内容について)

*第1週はオンライン授業(オンデマンド型)での実施
2
授業計画/Class 広告・広告ビジネスの基礎
3
授業計画/Class 広告クリエイターの仕事と役割


4
授業計画/Class 日本における広告クリエイティブの潮流


5
授業計画/Class 名作コピーとそこから読み解く時代背景


6
授業計画/Class 世界の広告クリエイティブの潮流


7
授業計画/Class 広告を取り巻く環境変化①(メディアの変化)


8
授業計画/Class 広告を取り巻く環境変化➁(企業のマーケティング活動の変化)
9
授業計画/Class 広告以外のマーケティングコミュニケーション活動①(販売促進)
10
授業計画/Class 広告マーケティングコミュニケーション活動➁(PR)


11
授業計画/Class デジタル化に伴う広告コミュニケーションの変化


12
授業計画/Class 広告以外にも広がるクリエイティブ産業のビジネスの可能性

13
授業計画/Class コーポレートコミュニケーションと広告


14
授業計画/Class 広告産業・ビジネスが抱える課題と展望

15
授業計画/Class 広告界が求める人材像とこれからの社会


 
事前学習/Preparation 自分自身が日ごろ、「広告」というものについてどのような印象や感想を持っているかを考えたうえで、初回講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 講義を通じて、広告の背後にある企業のマーケティング活動の目的や戦略を皆さんと考えていきます。講義後、いち消費者として生活を送る中で、目に触れた広告やプロモーションの背後にある企業活動を類推する視座を養ってもらいたいと考えます。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes講師による講義を聴講したうえで、毎回講義時間内にレポートを提出してもらいます。
す。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 70% 毎回の講義の際に提出するレポート(70%)
2 レポート Report 30% 講義後に提出してもらう課題レポート(30%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
コースパワー上で適宜フィードバックを行います。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 音部大輔 The Art of Marketingーマーケティングの技法 宣伝会議 2021 488335525X 2640
メッセージ/Message
マーケティングやコミュニケーションに関わる基礎知識は、あらゆる職業において活用できうるものと考えるので
広告やマーケティングに興味があり、そうした業界への就職を考えている学生だけでなく、
基本知識のない学生でも参画しやすいような講義を展開していく予定です。
講義は講師が座学形式でお話をするスタイルをとりますが、毎回提示する課題にて質問や意見などを寄せてもらえれば、個別に返事をします。
その他/Others
講師は、広告・マーケティング領域の出版・教育事業を展開する株式会社宣伝会議取締役で、1954年創刊のマーケティング専門誌、月刊「宣伝会議」編集長を務めている。広告、マーケティング、コミュニケーションの専門メディアの編集長として、日々の取材から得られる情報も織り交ぜながら、いま広告・コミュニケーションの世界で起きている動向を講義内で解説していく。

講師略歴:2000年宣伝会議入社。月刊『宣伝会議』編集部配属。2007年10月より月刊『宣伝会議』編集長。2018年4月より取締役兼務。2017年4月より社会情報大学院大学准教授、2018年4月より東京大学情報学環教育部非常勤講師。

キーワード/Keywords
実務経験     マーケティング     広告     クリエイティブ     メディア     発想力     マーケティング・コミュニケーション