講義概要/Course description
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哲学は、文化論を研究する上で、基礎的な知見を提供する。また、常識になっている物事の見方を解体して、新たな世界や文化の見方を提供する。 本講義では、哲学の始まりである古代のギリシア哲学を解説する。タレスから始まるソクラテス以前の哲学者たちは、自然の起源を問うた。その後ソフィストたちが弁論術を教えていたが、そこからその相対主義的言論を批判したソクラテスが現れる。ソクラテスは、「無知の知」を説き、人間の理性的探究のダイナミズムを説いた。そこからプラトンのイデア論(普遍的な知の在り方)や、アリストテレスの実体論や倫理学が生まれてくる。そのあたりまでの、ギリシア哲学の基本を解説して、理解する。
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達成目標/Course objectives
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古代ギリシア哲学を理解することよって、哲学の基礎を学ぶ。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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哲学の基本的な問いを楽しむ。積極的に参加する。欠席をしない。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
introduction。タレスとミレトス派。「万物の始まりの問い」初回は、オンライン(オンデマンド)で行う。 |
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2
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3
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4
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5
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授業計画/Class |
ゼノンのパラドクスについて。アナクサゴラス、エンペドクレス、デモクリトスと原子論者について。 |
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6
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7
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8
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9
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10
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授業計画/Class |
プラトンについて(イデア論、魂の不死、想起説など)その2 |
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11
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授業計画/Class |
プラトンについて(イデア論、洞窟の比喩、エロースの愛について)その3 |
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12
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授業計画/Class |
アリストテレスについて その1 |
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13
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授業計画/Class |
アリストテレスについて(実体論について)その2 |
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14
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授業計画/Class |
アリストテレスについて(習慣の倫理学)その3 |
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15
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事前学習/Preparation |
レジュメを確認する。 |
事後学習/Reviewing |
当該の哲学者について理解したか確認する。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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70%
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定期試験
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2 |
平常点 In-class Points
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30%
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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教科書/Textbooks
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| コメント Comments |
1 |
各授業でレジュメを配布する。
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | |
1 |
荻野弘之著
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『哲学の原風景』
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NHKライブラリー
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2 |
荻野弘之著
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『哲学の饗宴 ソクラテス・プラトン・アリストテレス』
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NHKライブラリー
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3 |
納富信留著
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『ソフィストとは誰か?』
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ちくま学芸文庫
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