講義内容詳細:社会調査法Ⅱ

戻る
年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) 社会調査法Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Methods for Social Research Ⅱ/Method of Social Survey 2
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 矢野 晋吾
英文氏名/Instructor (English) YANO Shingo

講義概要/Course description
 社会調査は、サンプリング調査のような大量のデータを統計的に把握しようとする調査と、観察調査のように質的データの分析を試みる調査に大別されますが、本講義では、後者すなわち質的データの収集と分析を中心とした調査法についての理解を深めることを目的とします。具体的には、インタビュー調査、参与観察法、ドキュメント分析、フィールドワーク、ライフヒストリー分析、テキスト分析などを取り上げ、それらの調査法が対象とする事象、データ処理・分析方法について講義を行い、適宜、実習形式で調査方法を学びます。
達成目標/Course objectives
社会調査法(質的調査法)
質的調査のさまざまな種類について概観したうえで、質的データの収集と分析に関する基本的な考え方とその具体的な方法について理解します。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
 本講義は、社会調査協会の、社会調査士及び専門社会調査士資格における「F 質的な分析の方法に関する科目」に該当します。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 第1回:はじめに――この講義の目的・内容・教材・参考文献などについて――(オンライン授業(オン・デマンド)にて実施します)
2
授業計画/Class 第2回:社会調査とは――質的方法・量的方法を含めた社会調査の概論――
3
授業計画/Class 第3回:質的調査の概説と歴史
4
授業計画/Class 第4回:質的調査法の視点・調査理論
5
授業計画/Class 第5回:フィールドワーク①理論と歴史
6
授業計画/Class 第6回:フィールドワーク②具体的な研究例と実践
7
授業計画/Class 第7回:参与観察法①理論と歴史
8
授業計画/Class 第8回:参与観察法②具体的な研究例と実践
9
授業計画/Class 第9回:インタビュー法①
10
授業計画/Class 第10回:インタビュー法②
11
授業計画/Class 第11回:ライフヒストリー法①理論と歴史
12
授業計画/Class 第12回:ライフヒストリー法②具体的な研究例と実践
13
授業計画/Class 第13回:ドキュメント分析法
14
授業計画/Class 第14回:テキスト分析法
15
授業計画/Class 第15回:質的調査の実際・まとめ――質的調査と調査倫理――
 
事前学習/Preparation 前回講義の復習を行い、課題がある場合は、それを提出する準備を行う。




事後学習/Reviewing 復習を行い、次回の課題がある場合は、自ら資料収集を行って準備する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes 基本的に講義形式で行いますが、受講者の状況によって、オンライン形式を含めた、効果の高い方法を併用します。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 出席(課題・講義中のアンケート等の提出が要件)、授業への積極的な参加等を充分に満たしていることを単位付与の最低要件とし、その上で、講義時の提出物及び期末考査にて評価します。なお、初回の講義の内容も期末考査の出題範囲となります。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 特に指定しません。教員の用意するレジメをもとに講義を進める予定です。レジメは限定的に公開するので注意して下さい。またレジメには講義の概要及び資料のみを記載してあるので、受講者はメモを活用して下さい。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 参考文献については、講義レジメ等でその都度、指示します。
メッセージ/Message
著作権上の理由から、講義中に映示した画面や映像等の撮影や録音は厳禁します。講義は、資料の事前読み込みなどの課題を果たしていることを前提に進めます。
その他/Others
受講に当たっての注意事項:履修登録前に必ず本シラバスを熟読しておくこと。講義時に配布したレジメは配布日の2回後までに限って公開します。講義及びレポートに関する連絡は、全て「Course Power コースパワー」を通じて配信します。本講義の受講者は、メッセージなどをそちらでチェックしていることを前提に進行します。