講義内容詳細:フレッシャーズ・セミナー

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) フレッシャーズ・セミナー
英文科目名/Course Title (English) Seminars for Freshmen
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 古橋 大地
英文氏名/Instructor (English) FURUHASHI Taichi

講義概要/Course description
「一億総伊能化」を実現するための手法開発や実践を行います。
このゼミでは、地図版ウィキペディアと呼ばれる「オープンストリートマップ」を駆使して、地図の力で世の中を変えていく実践をグループごとに取り組み、その成果を共有するとともに、背景となる空間情報の技術を学びます。具体的には、クライシスマッピングを中心に、世界各地で起こる災害現場に最新の地図情報を届ける取り組みに参加し、世界銀行や赤十字といった組織との連携など、最先端の国際貢献の手法を習得します。加えて、屋外でのキャンプ実習を組み合わせて、フィールドワークとしてのマッピング手法としてのドローン操縦訓練も実施します。

一部 Zoom等を用いたリアルタイム型授業を組み合わせて行います。
達成目標/Course objectives
・地図が読めるようになる。
・地図が描けるようになる。
・地図を武器に世界で活躍する経験を積む。
・自然空間のデザイン能力とアウトドアスキルを向上させる。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
Topics in Japanese Geography I (Ingress/PokemonGO初級) (後期)もしくは Topics in Japanese Geography III (Ingress/PokemonGO上級) (前期)の履修推奨。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 「オンライン授業(オンデマンド型)」

オープンストリートマップとは
・ゼミの進め方
・情報共有の基本
・オープンストリートマップの基本
・アームチェアマッピング
・グループテーマ検討 
2
授業計画/Class クライシスマッピング
・クライシスマッピングとは
・Tasking Manager
・Missing Maps Project
・グループ仮テーマ発表
3
授業計画/Class クライシスマッピング手法の動画マニュアル作成
・グループでのZoomとDavinci Resolveを用いた動画製作
・グループ進捗発表
4
授業計画/Class フィールドワークで地図をつくる
・モバイルデバイス活用
・Organic Maps
・Strava
・Mapillary
5
授業計画/Class フィールドワークで地図をつくる
・GPSの歴史
・GPSロガーの扱い方
・GPSマッピング(Strava)
・中間発表1
6
授業計画/Class 位置情報ゲームを楽しむ
・PokemonGO
・Ingress
・その他の位置情報ゲーム
7
授業計画/Class ドローンマッピング
・ドローンの自動操縦
・オルソモザイク画像作成
・OpenAerialMap
8
授業計画/Class UAV/ドローン
・空撮デモンストレーション
・UAVを用いた人道支援
・グループ進捗発表
9
授業計画/Class Snow Peak の「住箱」をマッピング用にカスタマイズ
・住箱の仕様を確認
・マッピングのための住箱として目指すべきこと議論
・グループ進捗発表
10
授業計画/Class 住箱の3Dモデリング1
・Tinkercadを用いた3Dモデリング
・中間発表2
11
授業計画/Class 住箱の3Dモデリング2
・Tinkercadを用いた3Dモデリング
12
授業計画/Class キャンプ実習1
・自然空間のデザイン
・ドローンの操縦訓練
・住箱カスタマイズ案検討
13
授業計画/Class キャンプ実習2
・自然空間のデザイン
・ドローンの操縦訓練
・住箱カスタマイズ案検討
14
授業計画/Class キャンプ実習3
・自然空間のデザイン
・ドローンの操縦訓練
・住箱カスタマイズ案検討
15
授業計画/Class 成果発表
 
事前学習/Preparation 教科書・授業関連情報を確認し最新の情報5件を読んでおくこと。

事後学習/Reviewing ハッシュタグ #古橋研究室 の情報を調べ、事業に関連する最新情報をアップデートする。
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授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ハイフレックス形式 / hybrid high flex
補足事項/Supplementary notes* 対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)
* 技術的な実習、ディスカッション及び口頭発表を行います。
* 本授業はリアルタイム型のオンライン授業として主に Zoom を使用して実施します(記録動画は1日以内に共有します)。
* 授業資料などの受け渡しや課題提出は主に Google Classroom を用います。初回授業までに CoursePower にアクセスし、該当する Google Classroom クラスに参加申請を行ってください。
* 地球社会共生学部の学生は原則 GSC G Suite アカウントでの参加を必須とします。特別な理由のない限り個人Googleアカウントは使用しないでください。
* 質疑応答は Slack チャットを用いていますので、事前に Slack アカウントを作っておくことを推奨します。
* 授業を受けるにはPC(Windows or Mac or Linux/UNIX)及びスマートフォン(iOS or Android)の両方の端末を必須とします。

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% * 各回ごとの課題提出、提出期限の遵守、提出方法、提出内容をそれぞれ確認し評価します。
* 各回ごとの課題は授業時間内に終わることを前提とします。
* 課題はすべて指定の Google Classroom クラスに提出してもらいます(締切:1週間以内)。
2 レポート Report 50% * 最終レポートの提出期限の遵守、提出方法、提出内容をそれぞれ確認し評価します。
* 提出内容の評価軸として「Diversity(多様性)」「Accessibility(利用しやすさ)」「Sustainability(継続性)」の3点を重視します。
* 課題はすべて指定の Google Classroom クラスに提出してもらいます(締切:1週間以内)。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
Google Classroom、Slack、GitHub を用いて情報共有します。
授業関連情報/Class-related information
 件名/Title内容/Contents備考/Memo
1 古橋研究室 公式ブログ TAICHI'S VOICE https://medium.com/furuhashilab/tagged/taichifuruhashi
2 #古橋研究室 https://twitter.com/hashtag/%E5%8F%A4%E6%A9%8B%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%AE%A4?src=hashtag_click
メッセージ/Message
一億総伊能化! & Happy Mapping  地図を制するものが世界を制します!!
その他/Others
世界銀行や赤十字など国際機関との連携実績を積みたい学生に向いています。
キーワード/Keywords
OpenStreetMap         GIS     Map     Crisis Mapping     Google     INGRESS     PokemonGO