講義内容詳細:ものづくり実習

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年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) ものづくり実習
英文科目名/Course Title (English) Practical Work of Monozukuri (Shop-floor Technology)
学期/Semester 前期/後期 単位/Credits 1
教員名/Instructor (Japanese) 長 秀雄/田崎 良佑/西宮 康治朗
英文氏名/Instructor (English) CHOU, Hideo/TASAKI, Ryosuke/NISHIMIYA Kojiro

講義概要/Course description
理工学,特に工学はものづくりのための学問といっても過言ではない.
この授業では,金属製の「ペンスタンド」を設計し製作する.基本的な図面の描き方を学んだ後,自分自身で作品のアイディアを練り,図面に描き,寸法を計測しながら加工する.すなわち,品物の立案,具現化するための情報を伝達する図面,図面に従った具現化のための部品加工と組立,といった一連の流れを経験する.また,できあがった製品(作品)を計測し,設計図面と照合し,ものづくりの難しさも経験してもらう. 本授業は1回目の授業から対面で行うことを予定している。 初回に授業については別途連絡があるのでその指示に従うこと
達成目標/Course objectives
立案‐設計‐製作‐組立‐検査といった,ものが作られる過程を理解し,ものづくりのおもしろさと難しさを経験する.
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション(担当:全担当教員)
対面で実施. ただし,授業日については別に配布される資料で各自確認してください.
 
2
授業計画/Class 製図法(担当:全担当教員)
第3角法を用いた製図法を修得し,製図の演習問題を行う.
3
授業計画/Class 材料の寸法測定(担当:全担当教員)
マイクロメータ,ノギスなどの測定器具使用方法を理解する.各測定器具を使って与えられた材料の寸法を計測し第3角法を用いて製図する.
4
授業計画/Class 立案(担当:全担当教員)
製作するペンスタンドのアイディアスケッチを複数描く.
5
授業計画/Class 設計(担当:全担当教員)
複数の中から1点アイディアスケッチを選び,加工可能か否か,またはペンスタンドとして機能が十分かを判断しなければならない.
6
授業計画/Class 部品図と組立図(担当:全担当教員)
製作するための組立図と部品図を製図する.
7
授業計画/Class 工具・工作機械の使用法(担当:全担当教員)
部品の製作は「板の加工」と「支柱の加工」に分かれる.工作機械,工具の使用方法を十分理解する.
8
授業計画/Class 部品の製作(担当:全担当教員)
「板の加工」では次の手順で加工する.
①板にけがき線を入れる.
②ボール盤による孔あけ
9
授業計画/Class 部品の製作(担当:全担当教員)
③レバーシャーと帯鋸盤による外形の切断
④やすりによる外形削りとバリ取り
10
授業計画/Class 部品の製作(担当:全担当教員)
⑤ベルト研磨機による外形研磨
⑥やすりによる研磨仕上げ
⑦皿ねじ部の凹み加工(プレス加工)
11
授業計画/Class 部品の製作(担当:全担当教員)
「支柱の加工」では次の手順で加工する.
①管状支柱の加工(孔あけ)
②面取りフライスによる加工
③突っ切りバイトによる切断
12
授業計画/Class 部品の製作(担当:全担当教員)
④雄ねじ加工のための外形仕上げ
⑤ダイスによる雄ねじ加工
13
授業計画/Class 部品の製作(担当:全担当教員)
⑥雌ねじの下孔あけ加工
⑦タップによる雌ねじ加工
14
授業計画/Class 組立(担当:全担当教員)
仕上がった部品を設計通り組み立てる.
15
授業計画/Class 検査,提出(担当:全担当教員)
設計通りの寸法に仕上がったか検査する.異なる寸法の場合は図面を訂正する.
製作図面および作品を提出する.
 
事前学習/Preparation 授業で行う部分のテキストをあらかじめ読んでおくこと。
事後学習/Reviewing 授業中で出された課題を行う
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業(通常型)で行います.1回目から対面授業で行いますが,授業日については別に配布される資料で各自確認してください.
また,本講義は教室での説明と製図の演習,そして実習室での加工実習で構成されています.製図ではコンパスと定規が必要となります.実習時には,安全を確保するために授業で説明する決められた服装で参加してください.また,実習中はこちらで用意したほぼ眼鏡を着用してもらいます.
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 演習やデザインを記したテキスト,部品図/組立図そして作品が提出物となり,評価はテキスト20%,図面30%そして作品50%である.
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 1回目の授業にて独自のテキストを配布する.
その他/Others
この科目は全ての回を全教員で分担して行う