講義内容詳細:計算機実習Ⅲ

戻る
年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) 計算機実習Ⅲ
英文科目名/Course Title (English) Computer Programming Ⅲ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 水山 元/趙 暁雯/杉之内 将大/東 悟大
英文氏名/Instructor (English) MIZUYAMA Hajime/ZHAO Xiaowen/SUGINOUCHI Shota/AZUMA Godai

講義概要/Course description
Java の「方言」ともいえる Processing というプログラミング言語を用いて,簡単なコンピュータグラフィックス(CG)を扱うプログラミング課題に取り組み,オブジェクト指向の考え方を学習する. 
達成目標/Course objectives
静止画やアニメーションなどを扱う基礎的なCGプログラミングを通じて,オブジェクト指向の概念と技術を習得する.
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
「計算機実習 I」と「計算機実習 II」が履修済みであることが望ましい.
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 【第1部第1回】ガイダンス【初回から,対面授業(通常型)での実施】
Processing と Java,開発環境,プログラムの基本構造
2
授業計画/Class 【第1部第2回】静止画の作成1
座標,線,基本的な図形,多角形,曲線,カラーモード,線の色,塗りつぶし,文字の表示,フォントなど
3
授業計画/Class 【第1部第3回】静止画の作成2
座標系,移動・回転・伸縮,座標系の保存と復元など
4
授業計画/Class 【第1部第4回】ファイル操作と文字列処理
読み込み,書き込み,型の変換,split() 関数と join() 関数,CSV ファイルなど
5
授業計画/Class 【第1部第5回】総合演習 I
6
授業計画/Class 【第2部第1回】動画の作成1
setup() 関数と draw() 関数の振る舞い,変数と繰り返し,特殊な変数,インタラクティブな画像など
7
授業計画/Class 【第2部第2回】動画の作成2
動き,方向,スピードなど
8
授業計画/Class 【第2部第3回】イベントドリブン
イベント,マウス,キーボード,GUIなど
9
授業計画/Class 【第2部第4回】関数の再帰呼び出し
関数の復習,再帰呼び出し,フラクタルなど
10
授業計画/Class 【第2部第5回】総合演習 II
11
授業計画/Class 【第3部第1回】オブジェクト指向プログラミング1
クラスとオブジェクト,フィールドとメソッド,オブジェクトの生成と利用など
12
授業計画/Class 【第3部第2回】オブジェクト指向プログラミング2
オブジェクトの配列,ArrayList クラスなど
13
授業計画/Class 【第3部第3回】オブジェクト指向プログラミング3
クラスの継承とオーバーライド,スーパークラスの配列など
14
授業計画/Class 【第3部第4回】オブジェクト指向プログラミング4
ArrayList クラスの継承,確率的なイベントの利用など
15
授業計画/Class 【第3部第5回】総合演習 III
 
事前学習/Preparation 初回の講義までに,計算機実習I,IIの内容を復習しておくこと.第2回目以降は,前回までの講義内容を復習し,理解を深めておく.また,総合演習回は,演習課題のプログラミングの計画を練っておく.
事後学習/Reviewing まず,自分のパソコンにProcessingをインストールして随時プログラミングに取り組める環境を整えよう.毎回,未完成の演習課題があれば,次回までに完成させておく.模範解答が配布されたら,自分自身でもその動作確認を行うこと.総合演習は期日までに完成させて提出する必要がある.
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業(通常型)で実施します.
毎回,プログラミングの演習を行います.
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 第1部(通常演習と総合演習 I)を 30%, 第2部(通常演習と総合演習 II)を 30%, 第3部(通常演習と総合演習 III)を 40% とし,総合評価が 60 % 以上を合格とする.
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 毎回,CoursePower 上に講義資料を公開する
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 Processing のサイト:http://www.processing.org
その他/Others
受講者はJava言語によるプログラミングの基本構文を修得していることを前提とする.あらかじめ「計算機実習 I」および「計算機実習 II」の内容を復習しておくこと.

この科目は全ての回を全教員で分担して行う.