講義内容詳細:メディアコミュニケーション

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) メディアコミュニケーション
英文科目名/Course Title (English) Media Communication
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 髙村 正志/苅宿 俊文
英文氏名/Instructor (English) TAKAMURA Masashi/KARIYADO Toshibumi

講義概要/Course description
本授業は、「ワークショップを設計・運営することをワークショップを経験しながら学ぶ授業である。」ワークショップは、常に「自分で決めて進んで動く」ことが求められる「能動的な参加体験型学習」であり、「経験と省察」を繰り返して学ぶ「経験学習」の場でもある。この授業は、ワークショップデザインを研究対象としている教員と実社会でワークショップデザインを活用した教育や研修で著名な実務家教員からワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知を学び、グループワークとして「ワークショップを設計・運営する」につながる経験を積み重ねていく授業である。
達成目標/Course objectives
本授業は、受講生が「大学で力を入れた授業」として実感を持つことができることを最も大きな達成目標としている。そのため自分自身の学習能力を向上を「自己調整学習者」の資質能力の十全に近づくと位置づけている。具体としては、やってみたいと思われやすい授業内容=「動機づけ」、自分自身を積極的な学習者になることを前向きに捉えていく俯瞰的な視点=「メタ認知」、自分自身の多面性に気づいていく授業デザイン=「学習方略」の3つの授業で提供される要素を能動的に使いこなしていくことを自己評価、受講生同士の相互評価、教員・支援スタッフグループからの他者評価やそれらに基づいた省察により、エビデンスのある成果として多面的自己の発見を達成目標の具体として捉えている。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
本授業は、講義概要、達成目標からも分かるように授業で実施するさまざまな活動への積極的な参加が求められ、授業への出席は最低条件になる。グループワークが基本であることを理解しておくこと。前期木曜3限に配当されている「ワークショップデザイン」とのセット履修である。また、使用する教室の関係で履修人数に制限がかかることが予想されることを理解しておくこと。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オンデマンドによるオリエンテーション。授業の概要についての説明や授業での学び方の解説などとともに、受講希望者への「アンケート」・「授業への参加理由の動画」などについての説明があるので、受講希望者は必ず参加し、求められている提出物を指定された期限までに提出すること。
2
授業計画/Class 授業の学び方を多面的に説明する。コンセプトワークを経験しながら、この授業で求めらている能動性に慣れていくとともに、グループワークで協働する他の受講生との関係性を築いていく。
3
授業計画/Class 映像作家の実務家教員が提供するメディア表現ワークショップに参加し、参加後、グループでの省察を実施した後に、ワークショップを指導した教員から解説を受ける。
4
授業計画/Class ワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知をワークショップ形式で学んでいきながら、協働的な活動への参加の保障、増幅について体験を通して学ぶ。
5
授業計画/Class 演劇系の実務家教員が提供するメディア表現ワークショップに参加し、参加後、グループでの省察を実施した後に、ワークショップを指導した教員から解説を受ける。
6
授業計画/Class ワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知をワークショップ形式で学んでいきながら、協働的な活動への参加の保障、増幅について体験を通して学ぶ。
7
授業計画/Class キャリアデザイン系の実務家教員が提供するメディア表現ワークショップに参加し、参加後、グループでの省察を実施した後に、ワークショップを指導した教員から解説を受ける。
8
授業計画/Class ワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知をワークショップ形式で学んでいきながら、協働的な活動への参加の保障、増幅について体験を通して学ぶ。
9
授業計画/Class ワークショップデザインを研究対象としている教員が独自に開発した数理ワークショップを体験することと、その設計や運営に対しての知識と技能を学ぶ。
10
授業計画/Class ワークショップデザインを研究対象としている教員が独自に開発したプログラミングワークショップを体験することと、その設計や運営に対しての知識と技能を学ぶ。
11
授業計画/Class この授業で経験したことや、前半に学んだワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知を活用して、数理ワークショップのコンセプトをグループで解釈して、ショートワークショップを制作していく。
12
授業計画/Class 前回制作したショートワークショップをこの授業で経験したことや、前半に学んだワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知を活用してブラッシュアップさせていく。
13
授業計画/Class この授業で経験したことや、前半に学んだワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知を活用して、プログラミングワークショップのコンセプトをグループで解釈して、ショートワークショップを制作していく。
14
授業計画/Class 前回制作したショートワークショップをこの授業で経験したことや、前半に学んだワークショップの「ワークショップを設計・運営する」ために必要な「プログラムデザイン」「ファシリテーションデザイン」「リフレクションデザイン」の専門知を活用してブラッシュアップさせていく。
15
授業計画/Class この授業で経験したことや学んだことを受講相互で交流しながらプレゼンテーションと相互評価を多数の人と実施していく。
 
事前学習/Preparation 「Reflection sheet」や「プレゼン動画」への教員からのコメントを参考に自身の「学び方」を工夫しながら、自身の多面性に気づいていくことを留意して授業に参加する。
事後学習/Reviewing 「Reflection sheet」や「プレゼン動画」を制作する際に与えられた主題に答えながら、常に自身が授業中に気づいたことや相互評価から学んだことを事実のエビデンスとして活用することを心がける。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 80% 1、グループワークでのグループゴールイメージに向けた能動的な参加:20%
2、PBLとして作品制作に協働性の保持しながら、criticalな問いや意見の提案:20%
3、プレゼンテーションとしての作品制作に独自性への貢献:20%
4、相互評価でのエビデンスを基づいたpositiveな感想:20%

2 レポート Report 20% 1、毎回、提出が求められる「Reflection sheet」や「プレゼン動画」への積極的な参加
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
毎回、提出が求められる「Reflection sheet」や「プレゼン動画」への積極的な参加に対する教員からのコメント