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講義概要/Course description
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政治(Politics)の辞書的意味は、概ね以下の二つが存在する。 ① 主権者が、領土・人民を治めること、まつりごと。 ② ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用。 一般的に想起される政治という概念は、国家や自治体の統治行為という①の「まつりごと」であろう。 一方、②の意味を元に考察した場合、差異が前提となっている社会では、多様なレベル・領域の関心、利害、権力関係という「政治性」が自ずと生じることになる。また、意思決定という観点では、誰がその主体となっているのか、ということも重要なポイントとなる。 このように考えていくと、文化も無味無臭なものでも、中立なものではなく、むしろ「政治性」を帯びたものとして理解することができる。それらは、国家間対立へ先鋭化しているようなマクロな次元から、個々人のレベルにおけるアイデンティティの実践といったミクロな次元にもおよんでいる。 以上のことを念頭におき、本講義では、現代アジアの文化領域における「政治性」をテーマとして取り扱う。具体的にいくつかのトピックを取り上げて文化と政治の関係を読み解くことにしたい。
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達成目標/Course objectives
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様々な差異や権力関係が存在する社会において、政治的実践が行われる「場」として文化を理解すること。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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授業計画/Lecture plan
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1
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| 授業計画/Class |
イントロダクション【オンライン講義(オンデマンド型)で実施】 |
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2
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| 授業計画/Class |
導入①:グローバリゼーションとの関連性 |
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3
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| 授業計画/Class |
導入②:文化を「読む」ということ
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4
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5
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| 授業計画/Class |
国家と文化②:タイにおける事例 |
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6
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| 授業計画/Class |
国家と文化③:日本における事例 |
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7
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| 授業計画/Class |
アイデンティティ・ポリティクス①:エスニック・マイノリティ |
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8
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| 授業計画/Class |
アイデンティティ・ポリティクス②:セクシュアル・マイノリティ
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9
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| 授業計画/Class |
アイデンティティ・ポリティクス③:個人と実践 |
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10
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| 授業計画/Class |
メディア文化と政治性①:メディアの中の「外国」 |
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| 授業計画/Class |
メディア文化と政治性②:メディアの中の「他者」 |
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| 授業計画/Class |
メディア文化と政治性③:メディアに見る「権力」 |
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15
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| 事前学習/Preparation |
・各回の講義内容に関わるような時事的トピックを収集しておく ・グループディスカッションでは、前回までの内容をもとに必要となる準備を行う
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| 事後学習/Reviewing |
・リアクションペーパーの作成に向けて、各回の講義内容をまとめておき、講義内容から得られた関心、疑問点などを整理しておく ・講義内容で指摘した内容をもとに、他の事例などの考察・解釈を行う |
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授業方法/Method of instruction
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| 区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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| 実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes・対面講義(通常型)で実施。 ・時事的な内容を取り入れていくこともあるので、講義内容は変更する可能性がある。 ・受講者間の多様な意見・見解が予想されるため、グループ・ディスカッション形式を取り入れる予定。 ・ただし、グループ・ディスカッションに関しては、受講人数などで変更する可能性がある。変更する場合は通常講義を展開する。
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| 活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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レポート Report
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40%
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期末レポート(2000字以上を予定)
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| 2 |
その他 Others
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40%
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リアクションペーパーの提出状況とその内容によって判断する
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平常点 In-class Points
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20%
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グループ・ディスカッションへの参加・貢献などで判断
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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講義内で課すリアクションペーパーのフィードバックは、提出後の翌回の冒頭で実施する。 補足説明と質問への回答が中心となる。
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教科書/Textbooks
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| | コメント Comments |
| 1 |
なし、レジュメを配布
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参考書/Reference books
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