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講義概要/Course description
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近現代の日本における子どもの文学の生成、展開、変化を具体的作品を通して示し、子どもや若者と本をつなぐための基礎的情報や観点を講義していく。
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達成目標/Course objectives
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*現在の子どもの本がどのような流れの中から生まれたのかを理解する。 *子どもの本に込められたおとなの思い、子ども観の変遷を理解する。 *各時代の特殊性と、時代を超えた普遍性を理解する。 *ジャンルごとの特徴と問題点を理解する。 *子どもや若者にとって読書が持つ意味を、体験的に思考し理解を深める。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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特になし
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授業計画/Lecture plan
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1
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| 授業計画/Class |
オンライン授業(オンデマンド型) イントロダクションとガイダンス 児童文学とは何か
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2
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| 授業計画/Class |
近代児童文学の始まり。 巌谷小波とグリム(明治)テキストp8~11,p120~123
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3
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| 授業計画/Class |
伝承文芸と児童文学との関り テキストp20~25 |
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4
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| 授業計画/Class |
童心主義の時代 赤い鳥・小川未明・アンデルセン(大正)テキストp11~14、p124~127
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5
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6
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| 授業計画/Class |
戦後の児童文学状況(1945年から50年代)
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7
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| 授業計画/Class |
現代児童文学の成立1 テキストp15・16 |
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8
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| 授業計画/Class |
現代児童文学の成立2 テキストp176~183 「だれも知らない小さな国」「龍の子太郎」等から読み取れる現代児童文学の特徴。『子どもと文学』の主張。 |
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9
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| 授業計画/Class |
絵本と幼年童話の違いについて。 テキストp36~41.p60~64 |
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10
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| 授業計画/Class |
科学絵本について。(福音館書店「かがくのとも」編集者をゲストに迎えます) |
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11
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| 授業計画/Class |
児童文学とジェンダー テキストp107~111 |
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12
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| 授業計画/Class |
戦争児童文学について。 テキストp55~59 |
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13
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| 授業計画/Class |
ファンタジーについて。 テキストp65~69 |
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14
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15
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| 事前学習/Preparation |
テキストの関連個所や配布資料を読んでおく。また、事前アンケートを取る場合があるので、適宜それに取り組む。 |
| 事後学習/Reviewing |
配付資料、言及作品を読む。毎回の振り返りアンケートの回答。 |
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授業方法/Method of instruction
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| 区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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| 実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業(通常型) テキストをベースに、適宜プリントや実物の絵本等を提示しながら講義する。各回、コースパワーに授業の感想や質問等を提出してもらう。
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| 活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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| 1 |
平常点 In-class Points
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50%
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講義内容の正確な理解の上で、主体的に思考しているかどうか。
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| 2 |
レポート Report
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15%
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途中でブックレポートを一回課す。 自分の心を動かした読書ができているかどうか。自分の言葉で表現できているかどうかを重視する。 書誌事項の提示の仕方など、レポートの基本体裁が整っていることは前提となる。
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| 3 |
試験 Exam
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35%
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定期試験期間中に筆記試験を実施
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教科書/Textbooks
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| | 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price |
| 1 |
関口安義
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アプローチ児童文学
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翰林書房
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2008
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9784877372576
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2000
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参考書/Reference books
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メッセージ/Message
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実際に自分で読書せずに、子どもや若者に本を手渡すことができるわけがありません。また、私を含め他人の解説をいくら聞いても、実際にその作品を読んだことにはなりません。 沢山の作品を読み、子どもの本の世界の豊かさ、奥深さを実感してほしいと思います。
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キーワード/Keywords
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児童文学
絵本
読書
子ども
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