講義内容詳細:ジャーナリズム研究

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) ジャーナリズム研究
英文科目名/Course Title (English) Advanced Issues in Journalism Practice
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 大石 泰彦/宮坂 宜男
英文氏名/Instructor (English) OISHI Yasuhiko/MIYASAKA Yoshio

講義概要/Course description
この授業は、日本を代表する通信社である一般社団法人共同通信社による寄附講座です。同社の第一線の記者やデスク、編集委員などが講師として実体験に立脚して取材・報道現場の現状や課題について語り、さらにそれをうけて講師と受講生がディスカッションを行います。受講生には、質疑応答やディスカッションを通じて積極的・能動的に授業に参加することが求められます。
達成目標/Course objectives
受講生が、メディアの社会的役割や問題点を正しく理解し、これからのジャーナリズムのありかたを主体的に考えていくことができるようになることがこの授業の目標です。そのためにはもちろん、受講生が日常、ネットやテレビのニュースの視聴のみならず、新聞をバランスよく、継続的に読み、考えていること(あるいは、これからそれを行う強い意志があること)が必須の条件になります。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
・法学部と国際政治経済学部の2,3年生を対象に受講生の募集を行います。

・受講希望者は初回(4月1日(木)よりオンデマンドで配信)の「説明会」を必ず受講してください。

・以下の課題による受講生の選考を行います。
 テーマ:今のマスメディアに対して思うこと
 分量:A4版1枚で、1000~1200字にまとめる。
 提出期間:4月1日(木)~4月8日(木)(17:00まで)
 提出場所:コースパワーの「ジャーナリズム研究」の中に提出場所を設けます。
   注意:本文冒頭に学部・学科・学年・学生番号・氏名を記入してください。

・履修可否の連絡:4月12日(月)に学生ポータルのメッセージにて個別に連絡します。履修可となった学生については教務課で履修登録を行います。履修登録後の削除は認められないので注意してください。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 説明会(講座の概要、共同通信社の説明など):事前録画・オンデマンド方式
事前学習/Preparation 特になし
事後学習/Reviewing 受講するかどうかをよく考え、下掲の要領で選考に応募(課題レポートを提出)する
2
授業計画/Class デジタル部門の取り組みと将来像(SNS時代のメディア)
事前学習/Preparation メディア(新聞・通信社)のSNS対応について調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見等を書き、提出する
3
授業計画/Class 災害報道の現場
事前学習/Preparation 災害取材・報道の課題・問題点について調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見等を書き、提出する
4
授業計画/Class 新型コロナ情報の読み方
事前学習/Preparation 新型コロナ問題の取材・報道について何を感じるか、言葉で表せるようにしておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
5
授業計画/Class 戦地取材の内幕
事前学習/Preparation 戦争の取材・報道についてどういう議論があるか、調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
6
授業計画/Class 進化する写真取材(東京五輪に向けた取り組み)
事前学習/Preparation 写真報道(報道写真)について、知識を得ておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
7
授業計画/Class 事件・事故の実名報道の是非(京アニ事件などを素材に)
事前学習/Preparation 被害者・被疑者などの実名・匿名報道について、どのような議論があるか調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
8
授業計画/Class 政治取材の現場
事前学習/Preparation 政治(官邸・国会)の取材がどのように行われているか、調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
9
授業計画/Class 省庁取材の現場(記者クラブの功罪)
事前学習/Preparation 「記者クラブ」とは何か、調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
10
授業計画/Class 企業取材の深層
事前学習/Preparation 企業(会社)・経済界に対する取材がどのように行われているか、調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
11
授業計画/Class 調査報道の手法と意義(新聞協会賞を受賞した関電金品受領問題)
事前学習/Preparation 調査報道とは何か、調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
12
授業計画/Class ファクトチェック(日米の違い)
事前学習/Preparation ファクトチェックとは何か、調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
13
授業計画/Class 司法取材(裁判所、検察など)の現場
事前学習/Preparation 司法の仕組み(警察、検察、裁判所、弁護士…)について調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
14
授業計画/Class 文化ニュースをどう報じるか(エンタメから論壇まで)
事前学習/Preparation 新聞の「文化面」を読み、「文化部」について調べておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
15
授業計画/Class 青学出身の若手記者との意見交換、まとめ
事前学習/Preparation 記者を「取材」できるように準備しておく
事後学習/Reviewing 授業に対する感想・意見を書き、提出する
授業方法/Method of instruction
・20名までのゼミ形式の授業です。
・講師は毎回交代しますが、教員コーディネーター(大石)と共同通信社のコーディネーター(宮坂)が毎回出席して受講者のサポートを行います。
・初回を除き、対面授業(通常型)で実施します。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 成績評価にとって最も重要なポイントは授業に対する積極的な姿勢です。
2 レポート Report 50% 選考資料となる「課題作文」のほかに14回の感想・意見の提出を求めます。
教科書/Textbooks
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1 教科書は指定しません。
参考書/Reference books
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1 参考文献を授業中に指示することがあります。
その他/Others
毎回、授業の冒頭に出欠確認をします。全出席が単位修得のための「原則」です。
やむを得ぬ事情で欠席等する場合には、教員コーディネーターに相談してください。
キーワード/Keywords
マスメディア     ジャーナリズム     取材     報道     通信社     新聞     放送     SNS