講義内容詳細:考古学特講(4)

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) 考古学特講(4)
英文科目名/Course Title (English) Lecture on Archeology (4)
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 眞鍋 早紀
英文氏名/Instructor (English) MANABE Saki

講義概要/Course description
本講義は対面授業(通常型)で実施します。初回オリエンテーションのみオンライン(オンデマンド型)講義となります。
日本中世史は、文献史学のみならず考古学や民俗学と連携した複合的な研究が進められている。近年の中世遺跡における考古学的な成果は目覚ましいものがあり、城館や都市、集落の実態を明らかにすると共に、交易、生産、精神生活等も解明する重要な手がかりとなっている。 本講義では、中世考古学における重要な遺物である陶磁器を中心にみていく。
達成目標/Course objectives
「中世考古学」について理解する。歴史を様々な分野・資料から多角的にみる能力を身に着ける。考古学的資料だけでなく、文献・絵画資料など関連する資料なども併せて取り扱っていく。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
前期の考古学特講(3)も併せて履修することが望ましい。前年度の本科目で単位を取得した学生は原則履修不可とする。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(初回オリエンテーションのみオンライン(オンデマンド型)講義となります。)
2
授業計画/Class 中世の歴史と考古学(前期の復習)
3
授業計画/Class 陶磁器とは
4
授業計画/Class 中世の生活と陶磁器
5
授業計画/Class 中世のやきもの生産1
6
授業計画/Class 中世のやきもの生産2
7
授業計画/Class 陶磁器生産の技術
8
授業計画/Class 陶磁器の流通
9
授業計画/Class 茶の湯と陶磁器
10
授業計画/Class 遺跡から出土する陶磁器1
11
授業計画/Class 遺跡から出土する陶磁器2
12
授業計画/Class 考古学的な年代観と中世の陶磁器編年
13
授業計画/Class 中世の陶磁器編年
14
授業計画/Class まとめ
15
授業計画/Class 課題作成・提出
 
事前学習/Preparation 考古学と陶磁器のかかわりについて考えておく。
事後学習/Reviewing 陶磁器の生産地や博物館に行き、フィールドワークを行う。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業(通常型)で実施します。初回のみオンラインとなります。
レジュメを配布し、講義を行います。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 40% レスポンスペーパーの提出
2 レポート Report 60% 期末レポート
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
 
1 網野善彦・石井進・福田豊彦 『よみがえる中世』シリーズ 平凡社
2 坂詰秀一 『中世考古学への招待』 雄山閣
3 網野善彦・石井進・福田豊彦 沈黙の中世 平凡社
4 時代を作った技-中世の生産革命- 国立歴史民俗博物館
5 浅野晴樹 中世考古やきものガイドブック 新泉社
メッセージ/Message
近年の中世における考古学的な成果は目覚ましいものがあります。ぜひみなさんの興味のある地域や地元の文化財に目を向けてみてください。
キーワード/Keywords
中世 考古学 発掘調査 遺跡