講義内容詳細:プロジェクトマネジメント

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) プロジェクトマネジメント
英文科目名/Course Title (English) Project Management
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 居駒 幹夫
英文氏名/Instructor (English) IKOMA Mikio

講義概要/Course description
情報システム開発に限らず、現在の企業では、業務をプロジェクト型に移行して実行することが増えている。これは、定型化した仕事の繰り返しでは変化の早い現在のビジネススピードに追随できないことによる。本科目では、このプロジェクト型の業務を効率よく運営し、ビジネスの成果に結びつけるためのプロジェクトマネジメントのプロセスと知識を、講義と演習により習得する。また、毎週行う演習を通してプロジェクトマネジメントを進める上での最も基礎的なスキルである「列挙能力」を修得する。
達成目標/Course objectives
本講義を通して受講者に以下のような知識・能力がつくことを目標とする。
・プロジェクトの定義を説明することができる
・プロジェクトマネジメントのプロセス、知識、成果物を説明することができる
・小規模なプロジェクトの計画を立案することができる
・何か新しいことを始めるとき、関係者、関係者の思い、成果物、実施することなどを漏れなく列挙することができる
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 【オンライン(オンデマンド型)】
ガイダンス。イントロダクション、プロジェクトとは何か?
事前学習/Preparation 参考資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業で分からない部分は、参考資料で復習すること。
2
授業計画/Class ガイダンス復習。プロジェクトの特性とマネジメントの必要性、プロジェクトマネジメントの歴史
マインドマップを使った列挙演習
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
3
授業計画/Class プロジェクト失敗の要因と成功のポイント、プロジェクト組織とプロジェクト・マネジャーの役割プロジェクトマネジメントの知識体系ガイド(PMBOK)の概要
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
4
授業計画/Class スコープ・マネジメント:プロジェクト憲章、スコープ定義とWBS(ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー)
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
5
授業計画/Class タイム・マネジメントの概要: スケジュールの重要性とその作成・表現方法
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
6
授業計画/Class プロジェクトマネジメントの実例(1):グローバルキャリアを築くためのプログラムマネジメント
社会人生活でのキャリア形成を、プログラム+プロジェクトととらえ、これらをどのようにマネジメントをするかを、日立製作所に勤務する鎌倉純一氏に講演していただく。
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
7
授業計画/Class タイム・マネジメント: プロジェクトスケジュールの作成演習
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
8
授業計画/Class プロジェクトマネジメントの実例(2):テレビ局でのスポーツイベントの企画、実行の例
受講生も良く知っているようなスポーツイベントの企画、具体的な計画、実現に際しての苦労等を、そのイベントの企画者(元フジテレビプロデューサーの川口哲夫氏)から説明してもらい、プロジェクトマネジメントの文脈で理解できるようする。
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
9
授業計画/Class コスト・マネジメントの概要: コスト見積とコントロールの技法。コスト見積り演習
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
10
授業計画/Class 品質マネジメントの概要: 品質保障の重要性と品質管理、品質管理の技法、品質マネジメントの事例(ソフトウェア開発における品質特性、品質マネジメント事例)
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
11
授業計画/Class その他のマネジメント(リスク、コミュニケーション、ステークホルダ等)。
総合演習の準備
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
12
授業計画/Class プロジェクトマネジメントとIT活用。 Redmine, Trello活用演習
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
13
授業計画/Class 社会情報学部の社会人向け教育の運営・講師をしている山口理栄氏をゲストスピーカーに迎え、IT技術者として、自営業としてのキャリアデザインについて講演する。
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
14
授業計画/Class ケースによるプロジェクトマネジメント総合演習&討議(結果編)
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing 授業中に指示をする課題を行い、次回の講義前までに、提出すること。
15
授業計画/Class 期末テスト:各回の講義の基本事項を理解しているか否かを問う(簡単な)問題を出題予定。
事前学習/Preparation Classroomに掲載してある講義資料に基づき、予習を行うこと。
事後学習/Reviewing アンケートに回答する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本科目の各講義は、対面での講義/演習を基本とする。(コロナ禍での自宅待機等)事情のある学生は、講義前に事前に申告のうえ、オンラインリアルタイム、オンデマンドでの受講も許可とする。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 45% 各回講義のキーワードの意味の理解を2択問題で問う。本テストで規定の点数を取れない受講生は単位を出さない。
2 レポート Report 45% 講義の理解度:40%
論理展開:20%
独創性:20%
3 その他 Others 10% 参加態度・積極性
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 日本プロジェクトマネジメント協会編 改訂3版 P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック 日本能率協会マネジメント協会 2014 4820748874 4104
2 関哲朗 編 すぐわかるプロジェクトマネジメント 日本規格協会 2010 4542701654 1080
3 佐藤知一 世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書 技術評論社 2015 4774176044 1922
メッセージ/Message
プロジェクトマネジメントは、さまざまな場面で必要となるスキルです。レポートを期日までに仕上げる、クラブ活動の年間活動計画を立てるなどは、まさしくプロジェクトマネジメントの一部です。より良いマネジメントの実践のために、プロジェクトマネジメントを体系的に学習し、その最も基礎的なスキルである列挙能力を身に着けましょう。社会に出て必ず役立ちます。
キーワード/Keywords
プロジェクト     リスクマネジメント     スケジューリング     WBS