講義内容詳細:アートセラピー論

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年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) アートセラピー論
英文科目名/Course Title (English) Art Therapy
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 石川 泰
英文氏名/Instructor (English) ISHIKAWA Tai

講義概要/Course description
 広義のアートセラピーの実践に関する具体的な事例を提示し、今日文化との関連性のもとで臨床活動がどのように展開されているのか、今後どのように展開されていくべきかにいついて考える。
達成目標/Course objectives

テーマ「文化や社会的なコンテクストの中で、アートセラピーを考える」
 アートセラピーの実践は、絵画や造形、音楽、演劇等の芸術の諸活動がコミュニティや社会の中でそれらと深くかかわり合いながら展開していく典型的な例と言えます。従ってそれは文化的な創造やその環境をデザインする活動に多くの示唆を与えてくれるものと期待されます。今日、病院やクリニックをはじめとする様々な場において絵画やコラージュ、音楽、ダンス、俳句、演劇といった表現活動が展開されていますが、この講義では、それらの実践活動の実例を紹介しつつ、社会や文化とアートの幸福な出会い方について考えを深めていきます。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(講師の自己紹介、講師の進め方等)
*第1週はオンライン授業(オンデマンド型)での実施
2
授業計画/Class 臨床とアートの幸福な出会い方は?
3
授業計画/Class 文化的コンテクストの中のアートセラピー1 「病」とはなにか
4
授業計画/Class 文化的コンテクストの中のアートセラピー2 「治療」とはなにか?
5
授業計画/Class ひとつの治療コミュニティの事例
6
授業計画/Class アートセラピーとナラティブ
7
授業計画/Class ビジュアルアートと臨床実践1 絵画療法
8
授業計画/Class ビジュアルアートと臨床実践2 コラージュ、箱庭、造形
9
授業計画/Class 身体表現と臨床実践 ダンス、ムーブメントセラピー等
10
授業計画/Class 演劇と臨床実践
11
授業計画/Class 音楽と臨床実践(ミュージックセラピー)1
12
授業計画/Class 音楽と臨床実践(ミュージックセラピー)2
13
授業計画/Class 音楽と臨床実践(ミュージックセラピー)3
14
授業計画/Class  新しいアートセラピーの可能性 メディアアートと臨床実践
15
授業計画/Class 再び問う。臨床とアートの幸福な出会い方は? 
 
事前学習/Preparation 芸術やアートに関する体験や学びを授業やレポートに活かせるように各自でまとめておいてください。
事後学習/Reviewing 授業で学んだこと、体験したこと、考えたことを各自で振り返り、定着させてください。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes本講義は、基本的には対面授業で実施しますが、状況により、オンラインで実施します。オンラインで行う場合は、コースパワーでお知らせします。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 40%
2 その他 Others 60% 授業への貢献度  30%
リアクションペーパー  30%

教科書/Textbooks
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1 なし
参考書/Reference books
 コメント
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1 なし
メッセージ/Message
この授業では専門的な知識や技能は一切必要ありませが、素朴な疑問について、その場でディスカッションしたり、発言をしたりすることが比較的多く求められます.また、簡単な実演等も行なっていく予定です.受講生の皆さんには、授業への積極的な参加を、是非お願いします.
その他/Others
教育、心理、福祉等の実践的な領域で、芸術、アートがどのような役割にないうるか、実例を紹介しながら講義を行います。
キーワード/Keywords
実務経験