講義内容詳細:応用演習Ⅱ

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年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) 応用演習Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Seminar (Research Methods) Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 小木曽 一之
英文氏名/Instructor (English) OGISO Kazuyuki

講義概要/Course description
ある課題に対し客観性のある論理の展開ができるよう、自らの身体を対象とした簡単な実験を実施し、そのデータを測定・分析する中で、データの基本的な統計処理を学修し、簡単な論文を書くことができるようにする。
達成目標/Course objectives
本演習における達成目標は以下の通りである。
1.課題を解決するための適切な実験を設定し、実施することができる
2.様々な測定機器を適切に使用し、データを測定することができる
3.適切な統計処理を行い、データの分析ができる
4.統計に基づく客観的なかつ簡単な論文を書くことができる
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 実験や調査で得られたデータを有益な情報へと変える方法について考える【オンライン授業(オンデマンド型)での実施】
2
授業計画/Class 客観的な事実を伝えるには?自然科学系の論文の書き方
3
授業計画/Class 得られたデータの基本的なまとめ方・示し方について(表の作成・グラフの種類と選択とその作成、データの平均値、標準偏差、標準誤差の計算と意味)
4
授業計画/Class 身体機能の測定に用いる様々な機器の説明とその使用方法の習得
5
授業計画/Class 示された課題に対する身体活動を対象とした実験(1)
6
授業計画/Class 示された課題に対する身体活動を対象とした実験(1) 5回目の続き
7
授業計画/Class 実験(1)で得られたデータの分析 2種類のデータの関係性・平均の差の検定 ~回帰分析・t検定~
8
授業計画/Class 実験(1)で得られたデータをもとにしたミニ論文の作成
9
授業計画/Class 示された課題に対する身体活動を対象とした実験(2)
10
授業計画/Class 示された課題に対する身体活動を対象とした実験(2) 9回目の続き
11
授業計画/Class 実験(2)で得られたデータの分析 3つ以上ある標本の平均の差の検定 ~一元配置分散分析・二元配置分散分析~
12
授業計画/Class 実験(2)で得られたデータをもとにしたミニ論文の作成
13
授業計画/Class グループごとに課題を設定し、その課題を明らかにするための実験
14
授業計画/Class グループごとに行った実験の分析
15
授業計画/Class グループごとの実験結果の発表(Power Pointを使用して)
 
事前学習/Preparation 次の授業で行われる内容(測定する身体機能、測定機器、測定方法、データ分析の方法など)について事前に調べ、理解しておくとともに、わからない点(質問すべき点)などをまとめておく。
事後学習/Reviewing 授業で行われた内容(測定する身体機能、測定機器、測定方法、データ分析の方法など)をまとめるとともに、データの分析や論文の作成など、次の授業で必要となることを進める。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes身体運動・機能に対する測定機器が整備されてきましたので、この授業では実際に自分たちで環境の変化に対する生体の反応をいろいろ測定し、その測定結果を統計処理し、データを分析していきます。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 70% 実施する簡易的な実験に対するミニ論文を以下の観点から評価する。
1.統計処理も含め、適切なデータ分析がなされているか。
2.分析したデータに対して、客観的で納得できる考察が行われているか。
2 平常点 In-class Points 30% 示された課題に対する実験を適切に実施し、適切にデータを測定できているか。
メッセージ/Message
身体を対象として実験を行うこと、高額な測定機器(等速性筋力測定装置、等速性エルゴメータ、筋電計、超音波測定装置、呼気ガス測定装置など)を用いることなどから、様々な危険性を排除する上でも、いい加減な態度で授業に臨まないようにしてください。
授業では毎回PCを使用します。Excelを頻繁に使用しますので、必ずExcelをインストールしたものを持参してください。なお、余裕のある人は、Excel統計を購入し、自分のPCにインストールしておいてもらえると様々なことがスムーズに運ぶと思います。
その他/Others
実験(測定)は、基本的に記念館フロアおよび記念館体育実習室等で実施します。実験実施時には、腕や脚が出せる運動のできる服装および体育館シューズを着用してください。