講義内容詳細:スポーツビジネスキャリア演習B

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年度/Academic Year 2024
授業科目名/Course Title (Japanese) スポーツビジネスキャリア演習B
英文科目名/Course Title (English) Practical Career Development in sport business B
学期/Semester 後期集中 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 長井 延裕
英文氏名/Instructor (English) NAGAI Nobuhiro

講義概要/Course description
3日間のワークショップでスポーツと社会の関わり、スポーツの社会的価値についてテーマを定め、調査研究及び考察し、企業・団体向けを想定して企画提案を行うワークショップ。
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(例)特定競技(スポーツ)のファンコミュニケーション活性化と地域への定着化のアイディア
特定競技(スポーツ)の現状課題の整理・活性化アイディアの構築・企画書の作成・発表。
現状課題の提示と発表へのフィードバックは企業・スポーツ団体の実務担当者・実務経験者を招聘して行う場合もある。
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・本講義では、「スポーツ」と社会との関わりをいくつかのテーマに沿って概説し、スポーツに関心を持つ学生アスリート・スタッフをはじめ広く学生諸君が未来に向けて自らが主体的に担い手となるべく理解を深め、もってその理解に立って受講生各自の履修プラン及び研究指針創り、職業選択、キャリアプランに役立てることを目的とします。

・政府による「日本再興戦略2016」における鍵となる施策に「1-1:新たな有望成長市場の創出」として「スポーツ(・文化」の成長産業化」が揚げられており、「新たに講ずべき具体的施策」として「2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機とし、国民・民間企業におけるスポーツ関連消費・投資マインドの向上、海外から日本への関心の高まりなどが予想される中、この機会を最大限に活用し、2020 年以降も展望したスポーツ産業の活性化を図り、スポーツ産業を我が国基幹産業へ成長させる。」とされています。

・東京オリンピック・パラリンピック2020が開催され、またプロ野球、Jリーグ、Bリーグを始め、ラグビー、ハンドボールなどあらゆるスポーツにてトップリーグの再編、新しい取り組みが推進されているなか、「スポーツのチカラ」「スポーツの社会における役割」について考えてみたいと思います。

・また、スポーツの成長産業化はもとより、行政、教育、研究、地域社会連携などスポーツをめぐるあらゆる分野において人材育成の必要性が指摘されています。学生アスリート・スタッフ、スポーツや地域社会創りに関心を持つ皆さんはその担い手として大いに期待されているところであり、本講義を通じ、自らの経験を将来に結び付ける契機としていただきたいと思います。

・「ん?そんなに影響力をもつ『スポーツ』って何だ?そもそも『スポーツ』と社会の関わりはどういうものか?」・・・そんなシンプルな問い掛けから講義はスタートします。現代社会における「スポーツ」の関わりを調べ、その影響力について理解を深め、皆さんとともに考えてみたいと思います。

・今期は対面授業をベースにして、受講生の皆さんと相談の上、①講義・討議、②ワークショップ(企画書取りまとめ)の二本立てで進めたいと思います。必要に応じゲストスピーカーをお招きして進める場合があります。またさらに、教室を出て社会連携プログラムの実践を行いたいと思います。


※準備都合等により、各講義回のテーマ、講義内容は上記に拠らず変更する場合があります。その場合は適宜事前に告知します。
達成目標/Course objectives
1、特定競技(スポーツ)の活性化アイディアをまとめ提案していくなど選定したテーマに即したグループ調査研究の過程を通して、スポーツの社会的価値や経済的価値、その循環やビジネス性を理解する。
2、提案までの構築過程を通してスポーツビジネスに関わらず、企画作成・提案のプロセスを学ぶ。
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class DAY 1
オリエンテーション:本演習のねらいと進め方、受講にあたっての諸注意等

2
授業計画/Class 本講の導入として、日本におけるスポーツをめぐる諸課題について概略を学習し意見交換を行い、講義内容と目的の理解を深めます。中心テーマはスポーツと社会とのかかわりです。日本国内及び一部海外における市民のスポーツ体験環境、スポーツビジネスの概況、特にスポーツを軸にしたメディア・コンテンツ、関連商品など生活関連ビジネスへの波及などの認識を深めます。
3
授業計画/Class ワークショップDAY1-1:チーム設定、企画提案の分野・テーマ設定
4
授業計画/Class ワークショップDAY 1-2:各チームのテーマに沿った情報収集(デスクトップリサーチ)及び現状課題の整理
5
授業計画/Class ワークショップDAY 1-3:各チームのテーマに沿った情報収集(デスクトップリサーチ)及び現状課題の整理
中間報告の発表準備
6
授業計画/Class DAY 2
中間報告:全チームの中間報告、今後の進め方のポイントの助言
7
授業計画/Class 企画書作成: 企画の考え方、まとめ方、企画書作成の方法
8
授業計画/Class ワークショップDAY 2-1:各チームのテーマに沿ったアイディア構築及び企画書作成
9
授業計画/Class ワークショップDAY 2-2:各チームのテーマに沿ったアイディア構築及び企画書作成
10
授業計画/Class ワークショップDAY 2-3:各チームのテーマに沿ったアイディア構築及び企画書作成
11
授業計画/Class DAY 3
ワークショップDAY 3-1: 発表用資料の作成及び発表内容等の準備
12
授業計画/Class ワークショップDAY 3-2: 発表用資料の作成及び発表内容等の準備
13
授業計画/Class 企画発表:協力企業・団体等への企画発表及びフィードバック、意見交換
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授業計画/Class 企画発表:協力企業・団体等への企画発表及びフィードバック、意見交換
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授業計画/Class 全体まとめ・感想
 
事前学習/Preparation スポーツに関連するビジネスの拡がりについて事前に調べ、スポーツの社会的価値、経済的価値について考察しておくこと
事後学習/Reviewing ・プレゼンテーション実施後のフィードバックコメントに基づいて資料のブラッシュアップをすること
・当初設定した課題、仮説との検証を行うこと
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes受講者数の状況から3~6グループに分け、グループ活動を中心に進める。
日程は受講者と相談のうえ、調整する可能性あり。
本講義は対面授業で実施します。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% リフレクションシート、参加態度、プレゼンテーション
メッセージ/Message
次代の社会の担い手となる皆さんの知的好奇心、探求心、アマノジャク性、歓迎します。
受講生各位自身の経験・関心・興味に照らし「予習=こんな講義になるのではないかと仮説を立てる」「講義=見て聴いて考える、学び,経験する」「復習=講義内容の裏を取り、自分の考え・視点を立てる」という基本的な学習サイクルを踏襲しつつも、自律的主体的に社会観察し思考のW+PDCAサイクル(Watch+Plan – Do – Check -  Act)を回して、自分なりの視点、哲学、豊かな人間性を持った社会人を目指すための一助になれば幸いです。
その他/Others
集中授業の履修については以下のとおりです。
日程:2月5日(水)1~5限
   2月6日(木)1~5限
   2月7日(金)1~5限
履修登録学期:後期
成績開示学期:後期

【講義運営について】
・毎回出席をとることを予定しています。
・クラスの性質上、積極的な参加と出席を希望します。
・欠席が3分の1を超えた学生は成績評価の対象としません。

当科目は、体育会所属学生または競技スポーツにおいて一定の基準以上の経験を有し、オリエンテーション時に特別に許可された学生のみ履修可能となります。
履修を希望する学生は以下のメールアドレスに必ず連絡のうえ、指示された日程でオリエンテーションに出席してください。
*連絡先:info@aguscp.jp(青山学院大学スポーツキャリアプログラム)
なお、履修を許可された学生は、履修登録期間内に履修登録システムより各自で登録してください。
キーワード/Keywords
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